『レッスルパルーザ』が現地時間20日、インディアナ州インディアナポリスで行われ、イヨ・スカイが女子世界王座決定戦に臨んだものの2ヵ月ぶりの返り咲きならず。勝利したステファニー・バッケルが新王者となった。
ナオミが妊娠(夫はジミー・ウーソ)による欠場のため女子世界王座を返上。この日、イヨとバッケルの間で新王者決定戦が行われることになった。イヨは7・13『エボリューション』でナオミに敗れて陥落以来、2ヵ月ぶり奪還のチャンスを迎えた。
ベーシックな先手争いで始まると、両者は一進一退の丸め込み合戦を展開。バッケルがバックドロップで叩きつければ、イヨは顔面への低空ドロップキックでやり返す。ならばとバッケルはぶら下がり式腕十字で絞め上げてから、ブレーンバスター連発、変型バックブリーカーとSVBの布石となる腰攻めに出た。
耐えたイヨはダブルアームバックブリーカーでお返し。アッパー掌底連発、スワンダイブ式ミサイルキックで巻き返すと、矢のようなトペスイシーダで突っ込む。場外へのサンセットフリップパワーボムはバッケルが食い止め、エプロンでのニードロップを投下。スワンダイブ式プランチャでやり返した。
すかさずバッケルがスワンダイブ式ボディアタックを放った。イヨがジャーマンで反撃しても、すぐさまジャーマンで応戦。激しい打撃戦を経てバッケルがデビルズキスの構えに入ったが、阻止したイヨはその場飛びフットスタンプを投下。クロスフェースで絞め上げ、手を取ってのヒザ蹴りをぶち込む。すかさずムーンサルトを狙ってコーナーに上がった。
これはバッケルが阻止。コーナーを背負ったイヨにドラゴンスクリューを決め、掌底、ソバット、ヘッドバットと打撃の雨を降らせる。SVBはイヨが阻止してウラカンラナで丸め込み、顔面蹴りをぶち込む。すかさず串刺しランニングダブルニーをぶち込み、ムーンサルトを放った。が、バッケルは両足を突き上げて迎撃。ロープに引っかけてのドラゴンスクリュー、デビルズキス、SVBとたたみかけた。
万事休すと思われたイヨだったが、ギリギリでキックアウト。コーナーに上がったバッケルにアッパー掌底を見舞い、スパニッシュフライをさく裂させた。が、イヨは自らの右ヒザを痛打して苦もん。それでも剥き出しのヒザで串刺しランニングダブルニー、ランニングニーを立て続けにぶち込んだが、ムーンサルトは痛恨の自爆。逆にバッケルがスカイツイスタープレスを発射して3カウントが入った。
熱戦の末にイヨが惜敗。勝利したバッケルが今年4月の昇格から5ヵ月で女子世界王座初戴冠を果たした。試合後、二人は座礼で敬意を表し合うと握手。イヨは新王者を称えた。
『レッスルパルーザ』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

