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【NOAH】描く「理想」は因縁の(?)AMAKUSA初戦撃破でEitaと決勝対決 ジュニアGPへ政岡純インタビュー

【NOAH】描く「理想」は因縁の(?)AMAKUSA初戦撃破でEitaと決勝対決 ジュニアGPへ政岡純インタビュー

 全16選手が出場するジュニア最強決定戦『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』が11・8後楽園大会で開幕する。政岡純は今年2月のジュニアタッグリーグ戦にガイア・ホックスとの“F-SWAG"で出場。優勝を逸し、4月のGHCジュニアタッグ王座獲りもならなかったものの、半年ぶりの参戦で今度はシングルの栄冠獲りに乗り出す。1回戦で因縁ある(?)AMAKUSAを突破し、ひそかに意識してきた同い年のEitaと決勝戦で対決する青写真を描いている。AMAKUSAと酷似する人物との過去、ノアジュニアへの印象、そしてトーナメントにかける思いに迫る。


【政岡純インタビュー】

――約半年ぶりのNOAH参戦、それも「NOAH Jr. GRAND PRIX 2025」への出場が決まりました。

▼政岡「前に出たとき、2月のタッグリーグに始まり、4月のGHCジュニアタッグまで、全然納得いく結果が出せへんかった。100%の自分を見せられたか言うたら、そうは言い切れない。だからこそ、この機会が来たのはホンマにありがたい。リベンジのチャンスやと思ってる」

――前回はF-SWAGの二人での参戦でしたが、納得のいく結果ではなかったと。そのときはラフファイトによる反則も見受けられましたが…

▼政岡「プロレスはレフェリーが見てへんかったら、なんでもアリやろ。結局は結果や。この世界、勝たんと意味ないから。負けていいことなんか何一つない。俺は勝つための手段として(反則も含めて)そういう方法を取っただけや。別にそれがアカンとは思ってへん」

――一度の負けも許されないトーナメントになります。今回も勝利のために手段は選ばない?

▼政岡「どんな大会でも試合でも、それは変わらん」

――トーナメント初戦はAMAKUSA選手との対戦です。どんな印象を持っていますか?

▼政岡「印象? 印象もクソもない。あれ、俺の憧れてた選手によう似てんねん。誰も口に出さへんけど…俺からしたら見た目が変わろうが、喋り方が変わろうが、その奥にあるもんは何も変わってない。SNSの文体とか口調は変わってるけど、その奥にあるのは、あぁ“あの人"やなって感じる。たぶんNOAHどころか全レスラーの中でも一番、俺があの人に思い入れあると思うわ」

――“あの人"のことについて教えてください。

▼政岡「俺がまだファンやった頃にデビューしたさとうゆうきって選手がおってな。俺より身長ちっちゃいんちゃうか?思うくらいやのに、メッチャ力強い選手やった。ちっちゃいけど“強さ"を感じた選手で、すごい憧れてたな。戦うなんて夢のまた夢やった。で、初めて闘ったのは2013年で、そっからだいぶ空いて2019年にJ-STAGEっていうプロモーションで組んだり戦ったりするようになって、最終的にはシングルもした。でも対戦自体は5回もしてへんと思う」

――今着ている服にプリントされているのは?

▼政岡「(Tシャツを指さして)“あの人"ここおるやろ。これ、さとうゆうきが消息立つ前に最後にやった興行のやつやねん。ディック東郷さんが立ち上げた『SUPER CREW』の同期で、佐々木大輔と久保佑允とさとうゆうきの3人でやったやつ。その最後に呼んでもらって。2020年やったかな。これがその時のやつや。今でも気持ちが落ちた時とか、これ着てトレーニングすることもあるで。」

――手に持っているDVDは?

▼政岡「これがその興行のやつや。数ヶ月後、その大会のDVDが自宅に届いて…開けたら“いつかどこかで闘おう"ってメッセージが入ってた。嬉しかったけど、当時の俺にはほど遠くて、現実味なさすぎて複雑やったな。今でも迷った時はこれを見たりする。これは棺桶に入れてほしいくらいやな」

――それを踏まえて、今のAMAKUSA選手をどう見ていますか?

▼政岡「それがあの人なら…俺からしたら、奥にある根っこの部分は全く変わってへんけど、動きは全然ちゃうな。戦っててもそう思う。昔と比べたら技のレパートリーや間の取り方であったり段違いやな。見ての通り、複雑な技とか隠し持ってて、たまに出してくる。ああいうとこは危険やなと思う。ただ、このトーナメントで“引き出してやろう"とかは思ってへん。憧れは置いといて、とにかく勝つことや。トーナメントは優勝せな意味ない。初戦からインパクトを残したい気持ちはもちろんあるけど、“いい試合してやろう"とは全く思ってへん。勝つことだけ考えてる」

――他に注目している選手はいますか?

▼政岡「これ初めて言うけど、Eita。本人も“ノアジュニアの顔"って言うてるけど、ホンマにすごいなと素直に思う。勝手に前からずっと見てるし、同い年なんや。同世代であそこまでの選手は他におらん。シングルやりたいな」

――Eita選手は別ブロックですね。

▼政岡「そうやな。当たるとしたら決勝か。一番理想はAMAKUSA倒して勝ち上がってEita。でも次はたぶんダガやろ。ダガもイケてるしメッチャ強いよな」

――ノアジュニア全体を見てどう思いますか?

▼政岡「実力が抜けてる人、くすぶってる人、勢いある人。きれいに三つに分かれてる。外から見てる俺やから分かる視点かもしれん。あとこういう機会になってからようしゃべる人は“普段から頑張れや"って思うよ(笑)。Eitaとかダガ、AMAKUSAはいつも注目されてるけど、他はこういう時しか頑張らんから、この現状なんちゃう? くすぶってるヤツはそのままくすぶっとけばいい。俺は自分が勝つことしか考えてへんし、やる気ないヤツは初戦で負けてくれたらいい」

――GHCジュニア王者の高橋ヒロム選手については?

▼政岡「ただただ強い。見た目はド派手やけど、試合はゴツゴツしてる。世代は近いけど育った環境が全然ちゃうし、そういう相手を倒すことが一番痛快で夢があると思うわ」

――最後にトーナメントへの意気込みを。

▼政岡「フリーランスの俺が優勝するっていうミラクルが一番ワクワクするやろ? 誰も想像できへんNOAHの未来を見せたる。俺だけ見とったらええんや!」

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