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ビッグO、マジック、キッド、ウエストブルックと続く万能PGの系譜。今後はドンチッチの時代に【ポジション別TDランキング | PG編】<DUNKSHOOT>

ビッグO、マジック、キッド、ウエストブルックと続く万能PGの系譜。今後はドンチッチの時代に【ポジション別TDランキング | PG編】<DUNKSHOOT>

NBAの新シーズン開幕から2週間。長い戦いの幕開けと同時に、連日激闘が繰り広げられている。

『THE DIGEST』では、開幕の前から今季注目の記録を項目別に紹介してきた。これまで公開したポジション別得点ランキング、アシストランキング、3ポイントランキングに続き、今回はポジション別のトリプルダブル記録。まずはPG(ポイントガード)編をお届けしよう。

※ポジションは、選手のキャリアにおける主要ポジションで振り分け。記録はすべてレギュラーシーズン(現地11月5日時点)のもの

■PG通算トリプルダブル数TOP10
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役(シモンズは現無所属)

1位(1):ラッセル・ウエストブルック*/204回 
2位(2):オスカー・ロバートソン/181回
3位(4):マジック・ジョンソン/138回
4位(6):ジェイソン・キッド/107回
5位(7): ルカ・ドンチッチ*/83回
6位(13):ファット・リーバー/43回
7位(14):ベン・シモンズ*/33回
7位(14):ボブ・クージー/33回
9位(17):ラジョン・ロンド/32回
10位(23):ウォルト・フレイジャー/23回
  トリプルダブル(TD)は基本的に、得点・リバウンド・アシストの3部門で1試合に2桁の数字を残すことで達成される(ごく稀にスティールやブロックで達成されるパターンも)。

 3部門の中で2桁に到達するのが最も難しいのはアシスト。そのため、全ポジションのなかでTDを達成しやすいのは、アシストが専売特許のPGと言える。リーグ全体のTDランキングを見ても、トップ10に5人、トップ20に9人のPGが名を連ねている。

 時代順に見ていくと、最も古いトリプルダブラーはリーグ初期の1950年~60年代前半に活躍したクージー。次いで登場したのが、“ビッグO”ことオスカー・ロバートソンだ。

 ロバートソンは196cmのサイズでPGを務めたビッグガードの先駆けで、6度のアシスト王に加えてリバウンドにも強さを発揮。1960年のデビューから最初の5シーズンを通じて、平均30.3点、10.4リバウンド、10.4アシストのスタッツを叩き出した。

 その間、TD数はシーズン別に26回→41回→20回→26回→22回とすべての年でリーグ最多を記録。2年目の1961-62シーズンには史上初の年間トリプルダブル(平均30.8点、12.5リバウンド、11.4アシスト)の偉業も成し遂げている。

 続いて60年代終盤にフレイジャーが台頭し、80年にマジックがロサンゼルス・レイカーズに入団したことで新たな革命が生まれた。

 そもそも70年代以前はTDの概念自体が存在せず、マジックの出現とともにNBAが公式記録として計測し始めたとされている。

 206cmの超大型司令塔は、リバウンドで軽々と2桁を奪い、速攻を主体とした“ショータイム・レイカーズ”の中心としてアシストを量産。シーズン別では3年目の18回を筆頭に、キャリア13年のうち10年でリーグ最多のTDをマークした。

 ちなみに、プレーオフでは通算30回のTDを記録しており、これは現在もNBA歴代1位に君臨している。 マジックと同時代には191cmのコンボガードのリーバーも、短期間ながらTDを量産した。デンバー・ナゲッツ時代の1986-87シーズンには平均18.9点、8.9リバウンド、8.0アシストで、TD16回を記録。このシーズンを含めた4年間で41回を稼ぎ、歴代13位にランクしている。

 マジックの引退後はリーグ全体でTDが激減したなか、大型PGの系譜を継ぐキッドが活躍。自らリバウンドを奪ってからの速攻を得意とした名パサーは、キャリア19年中11年でリーグ最多TDをマークした。

 キッドの場合は得点が2桁に届かずにTDを逃すことも珍しくなかったが、33歳で迎えた2006-07シーズンに自己ベストの12回をマークすると、翌シーズンにはそれを更新する13回と、30代以降に数字を伸ばした稀有な例でもある。

 なお、マジックが引退した1991年から2014年までの23年間で、シーズン10回以上のTDを記録したのはキッドと、同期のグラント・ヒル(SF編で紹介)の2人だけだ。
  そして2014年以降は、“ウエストブルックの時代”が到来する。

 超人的な身体能力を持つアスリート型PGは、プロ入り7年目の14-15シーズンに初めてTD数を2桁(11回)に乗せると、翌年には18回と躍進。さらに翌16-17シーズンは、不滅と思われたロバートソンの記録を上回る42回、同氏以来となる年間TD(平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシスト)を達成する大偉業を成し遂げた。

 勢いはとどまることなく、翌シーズン以降も25回→34回→8回→38回とTDを量産し、年間TDも計4度達成。30代後半に差し掛かり近年はさすがにペースが落ちているが、今季の1回を含めた計204回はNBA史に刻まれる金字塔だ。

 現在のPGにおけるトリプルダブラーの代表格は、レイカーズのドンチッチ。エネルギッシュにコートを駆け回るウエストブルックとは真逆のタイプだが、天性のスコアリング能力とパスセンスを武器に、キャリア最初の6年間で77回とハイペースで積み重ね、26歳の若さで歴代7位にランクしている。

 そのほかでは、208cmの大型PGとして注目されたシモンズもキャリア初期は期待に応えたが、過去2年間は0回、現在は無所属とレースから脱落。

 代わって、同じオーストラリア出身のジョシュ・ギディーが、5年目の現段階で通算20回と年々ランキングを上げている。

 23歳の新星は昨季シカゴ・ブルズに移籍すると、オールスター以降に平均21.2点、10.7リバウンド、9.3アシストをあげ、7度のTDを記録。今季も開幕7試合で2回達成と、オールラウンダーとして大きく飛躍している。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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