現地時間11月4日(日本時間5日)、オクラホマシティ・サンダーは敵地インテュイット・ドームでロサンゼルス・クリッパーズ相手に126-107で勝利し、今季リーグ最長となる開幕8連勝をマークした。
この日はエースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)が第3クォーターまでの出場でゲームハイの30得点に12アシスト、3ブロックと殊勲の働き。
さらにアイザイア・ジョーが22得点、ケイソン・ウォーレスとアーロン・ウィギンズがそれぞれ12得点、腰の痛みから復帰したチェット・ホルムグレンが11得点、5リバウンド、3ブロック、アイザイア・ハーテンスタインが10得点、7リバウンド、4スティールを残した。
開幕8連勝は、シアトル・スーパーソニックス時代の1993-94シーズン(開幕10連勝)以来の好スタートで、オクラホマシティに移転した2008年以降では最長記録。また、ディフェンディング・チャンピオンが8勝0敗のスタートを切ったのは、2015-16シーズンにNBA新記録の開幕24連勝をマークしたゴールデンステイト・ウォリアーズ以来となった。
NBAでは2019年のトロント・ラプターズ以降、7シーズン連続でチャンピオンが入れ替わっている。サンダーが今季、球団史上初の連覇を達成すれば、2017、18年のウォリアーズ以来の快挙で、“サンダー王朝”が誕生する可能性も十分ある。
では、選手たちはどう見ているのか。クリッパーズ戦後の会見で、SGAはこのように話していた。
「どのチームにもチャンスはある。どのチームも0勝0敗でシーズンがスタートするからね。82試合を戦うけど、全勝するチャンスだってあるんだ。
もちろん、そううまくはいかない。でも自分たちは目の前にチャンスがあることを理解している。毎日、そのチャンスに挑戦していくだけさ。どこにいても、何を成し遂げても、成し遂げられなくても、勝とうが負けようが、僕らはとにかく成長を目指しているんだ。そして、それこそが僕らの成功の秘訣だと思う」
今季もサンダーは30代の選手がアレックス・カルーソ(31歳)とケンリッチ・ウィリアムズ(30歳/左ヒザ手術のため離脱中)のみと若いロスターを形成。しかも、オールスターのジェイレン・ウィリアムズを手首のケガで欠き、ホルムグレンやカルーソ、ジョーも複数の試合で欠場と、ベストメンバーが揃わないなかで見事な強さを発揮している。 2連戦となった5日(日本時間6日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、ホルムグレンとルージェンツ・ドートが欠場。最大22点リードを逆転され、119-121で惜敗して今季初黒星を喫したものの、最後まで食らいつき王者の意地を見せた。
「何があろうと、僕らは向上することにフォーカスしているんだ。そうすれば、必ず上を目指し、最終的に自分たちが望む場所へ辿り着くことになる。このチームは個人とユニットの両面で、それを最優先することに関して素晴らしい仕事ができている。そのお陰で良いことが起こっているんだ」
そう話したSGAは、ブレイザーズ戦でもゲームハイの35得点に9リバウンド、4アシストでチームを牽引。
開幕からフル出場中のエースは、レギュラーシーズンでは2024年10月30日のサンアントニオ・スパーズ戦(18得点)を最後に、出場した全試合で20得点以上を奪い続けており、ブレイザーズ戦を終えて連続試合数が81に到達した。
これでオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)の79試合を抜き、連続20得点以上の試合数でNBA歴代3位に浮上。ランキングの上にいるのは126試合と92試合のウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)のみで、1960年代の偉人に割って入っている。
開幕からの連勝が8でストップしたとはいえ、サンダーがリーグで最も手強いチームで、優勝候補筆頭の立ち位置にいることは変わらない。この敗戦からさらに気を引き締めて、難攻不落のチームと化す可能性もありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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