NBA選手といえど1人の男、髪の悩みは尽きないのだろうか。
現地時間11月5日(日本時間6日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスは本拠地TDガーデンでワシントン・ウィザーズと対戦。136-107で圧勝し、今季成績をイースタン・カンファレンス10位の4勝5敗(勝率44.4%)とした。
この試合、セルティックスの勝利の原動力となったのがジェイレン・ブラウンだ。2024年のファイナルMVPは、相棒ジェイソン・テイタムが故障離脱中のチームを力強く牽引。25分53秒のプレータイムで35得点(フィールドゴール13/21、3ポイント2/4、フリースロー7/9)、5リバウンド、5アシスト、1スティールと圧巻のスタッツを残した。
ただ、見事な活躍とは別の形でもうひとつ、この試合のブラウンの“あるシーン”に注目が集まった。第3クォーター中盤、ブラウンがドライブを仕掛けるも、キーショーン・ジョージの好守に阻まれオフェンシブ・ファウルに。その際、ブラウンの頭が激突したジョージの左肩付近に、謎の黒い染みが付着したのだ。
この正体はおそらく、薄毛に悩むブラウンが頭皮に振りかけている、髪の密度を増やすための黒いヘアスプレー。ブラウン本人は自身のXで、この部分が切り抜かれた動画を引用し「AIが手に負えなくなってきてるな」と投稿。AIによるフェイク動画であると主張したが、これは否定ではなく自虐風ジョークと捉えるべきだろう。なぜなら、ブラウンの“黒い染み付着事件”はこれが初めてではない上、本人も髪が薄くなっていることを打ち明けているからだ。
10月24日のニューヨーク・ニックス戦や26日のデトロイト・ピストンズ戦でも、同じように接触した相手選手のジャージーに黒い染みが付着。そのシーンがSNSで拡散されたほか、『NBA on ESPN』の人気コーナーで、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)やチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)らが選手たちの珍プレーを面白おかしく紹介する『Shaqtin' A Fool』でも取り上げられ、広く認知されるようになってしまったのだ。
これを受けてブラウンは28日、『Twitch』でのライブ配信中に髪を切り、薄毛であることを告白。髪が薄くなってしまった原因が、自身の所属球団セルティックスにあると語った。
「ボストンのせいだ。メディアからのプレッシャー、ストレス、チャンピオンシップ争い。これを10年間。これはすべてボストンのせいだよ」
キャリア10年目、まだ29歳と30歳を前にして薄毛になったブラウン。どこまでが本心かはわからないが、その原因は、常に勝利を求められる名門セルティックスで長年プレーし、メディアやファンから絶えずプレッシャーやバッシングを浴び続けたことによるストレスにあると考えているようだ。
とはいえ、不可抗力ながらも自ら悩みを告白し、自虐できるまでに昇華させたのだから、隠し続けなければならないというストレスからは解放されたのではないだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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