『KING OF GATE 2025』後楽園ホール(2025年11月6日)
トーナメント1回戦 ○田中良弥vs帆希×
ブレイブゲート王者・田中が熱戦となったトライアングル王者・帆希との新世代対決を制し、KING OF GATE 1回戦を突破した。
ブレイブゲート王者の田中は11・2大阪大会で師匠ビリーケン・キッドを破って6度目の防衛を果たし、王者としてKOGにエントリーした。1回戦の対戦相手は1期下の後輩にあたるPSYPATRAの帆希。11・3大阪大会でシュン&ヴァレッタとのPSYPATRAトリオでトライアングル王座を奪取し、デビュー1年2ヵ月でベルト初戴冠を果たしたばかりだ。どちらもKING OF GATE初出場。ブレイブゲート戦でまだ実現していない新世代王者対決となった。
試合は一進一退の攻防で幕開け。田中がトップロープからの飛びつきアームホイップ、ドロップキックで先制すれば、帆希はドロップキックですぐさま反撃。相手の両腕をクロスしての変型スリーパーで絞め上げ、「ブレイブゲートそんなもんか?」と頭を何度も蹴りつけたり、頭を叩いたりと挑発した。
触発された田中はダイビングボディアタック、ハンドスプリングレッグラリアットの波状攻撃で反撃を開始。ノータッチトペコンヒーロで突っ込む。リングに戻ってもムーンサルトアタック、トラースキック、その場飛びムーンサルトの連続攻撃に出て、クロスセイバーを狙った。
阻止した帆希はフロントスープレックスで投げ飛ばして逆襲。前方回転からのダイアモンドカッター、その場飛びキリモミ式セントーンで巻き返す。トラースキックは田中がキャッチして逆水平合戦に持ち込み、延髄斬りをお見舞い。帆希もフロントハイキック、延髄斬りでやり返し、田中がハンドスプリング攻撃を繰り出してもトラースキックで撃墜した。
田中も負けてはいない。コーナーに上がった帆希をスパニッシュフライで叩き落とし、クロスセイバーを狙う。阻止した帆希がフランケンシュタイナーでニアフォールに追い込んでも、ハンドスプリング式ダイアモンドカッターで徹底抗戦。帆希がトラースキックでやり返しても、フライングヘッドシザースで飛びつくやクロスセイバーをさく裂。帆希がギリギリで肩を挙げても、スターダストプレスでダメ押しして3カウントを奪った。
田中が帆希との新世代王者対決に勝利し、1回戦突破を決めた。「KING OF GATE 1回戦、帆希。ほぼ初めてのシングルマッチでKOG、今日で開幕して、いろんなカードがある中、この帆希と俺の1回戦が後楽園のセミファイナルで組まれたってことは何か意味があると思います」とかみしめた田中は「まだまだ帆希、あんな体じゃこのブレイブゲート届かないぞ。『眼中にない』と言ってたけど、チャンピオンの方こそ、ブレイブゲートの方こそ、お前みたいなヤツはこのブレイブゲートの眼中にないねん。あんな体じゃ俺に勝てるわけねえよな」と差を強調して帆希に通告。「次2回戦の相手、誰かわからんけど、来月この後楽園に、決勝の舞台に上がってくるのはブレイブゲートチャンピオン、か・な・り強い田中良弥だ」と自信満々に言いきってみせた。
ブレイブ王者としてKOG優勝を狙う田中の2回戦は11・22熊本大会。「豹vsYAMATO」(11・8神戸)の勝者と対戦する。
【田中の話】「KING OF GATE 1回戦、帆希。ほぼ初めてのシングルマッチでKOG、今日で開幕して、いろんなカードがある中、この帆希と俺の1回戦が後楽園のセミファイナルで組まれたってことは何か意味があると思います。僕もそれを薄々と感じてるんですけど、まだまだ帆希、あんな体じゃこのブレイブゲート届かないぞ。『眼中にない』と言ってたけど、チャンピオンの方こそ、ブレイブゲートの方こそ、お前みたいなヤツはこのブレイブゲートの眼中にないねん。あんな体じゃ俺に勝てるわけねえよな。次2回戦の相手、誰かわからんけど、来月この後楽園に、決勝の舞台に上がってくるのはブレイブゲートチャンピオン、か・な・り強い田中良弥だ」

