『THE SECOND〜漫才トーナメント2025〜』で芸歴最年長のファイナリストとなり、70代となったいまも最前線で挑戦を続けるザ・ぼんち（ぼんちおさむ、里見まさと）の単独ライブが、10月26日（日）に大阪・なんばグランド花月で開催されました。この日の『ザ・ぼんち 芸道55周年記念単独ライブ〜漫才はとまらないッ！〜』には、豪華ゲスト陣に加えて、明石家さんまがサプライズ登場！ 盛りだくさんの内容で大入り満員のファンを喜ばせました。
若手芸人たちとクロストーク
これまでの芸歴を振り返る写真で構成されたオープニングVTRに続いて、舞台にはライトに照らされた2人のシルエットが……。スクリーンが上がると、ザ・ぼんちの2人が元気いっぱいセンターマイクに駆け出し、さっそく1本目のネタがスタートします。
おさむはテンションが上がりすぎて謎の言葉を連発しますが、まさとがすかさず「通訳しますからね」と拾っていきます。観客やスタッフへの感謝も忘れず、「どうぞ最後まで楽しんで」と呼びかけ、ネタ本編は高校野球を題材に笑いを巻き起こしました。
若きゲストたちも、負けじと渾身のネタで勝負。吉田たち（こうへい、ゆうへい）、金属バット（小林圭輔、友保隼平）、モンスターエンジン（西森洋一、大林健二）がイキのいい漫才を繰り出します。
ネタ終了後のクロストークでは、『THE SECOND』にまつわるエピソードを大放出。優勝したツートライブと決勝初戦で当たったモンスターエンジンは、当時の心境を振り返ります。金属バット・小林は「ファイナルの初戦（ザ・ぼんちと対戦）は軽く勝てると思ってた」と大先輩をあおり、年齢差を感じさせないぶっちゃけトークで盛り上がりました。
おさむがメッセンジャー・黒田と漫才を披露！
このライブの見どころの1つでもある、おさむとメッセンジャー・黒田有とのコラボについて、事前VTRで黒田は「まさと師匠が（おさむとの漫才は）楽しいよと言っていたので、僕もその楽しさを味わってみたいとお願いした」と経緯を語ります。
1970年生まれの黒田にとって、子ども時代に体験した漫才ブームで活躍したザ・ぼんちはまさにスター。そんな憧れの存在との共演はなぜか黒田ひとりでのスタートに……？ おさむが腹痛でトイレに駆け込むという天然すぎるハプニングで、波乱含みの幕開けとなりました。
漫才がスタートすると、黒田が話を進めようとするものの、自由奔放なおさむが冒頭からやりたい放題でボケ倒し。黒田のツッコミも徐々にヒートアップしていき、怒涛のしゃべくりで応戦しました。
終了後、黒田は「僕の実力が足りなくて申し訳ありません」といきなりお詫び！？ そして「軽い気持ちで（漫才をしたいと）言いすぎましたね。まさと師匠のすばらしさを実感しました」と大先輩のツッコミを称える一方、「心の中で“どついたろか”と思った」と“本音”もポロリ。
そんな黒田も持て余すおさむについて、まさとは「はっきり言います。金づるです」と断言して笑いを誘いました。
