周りの人を見ていると、ときどき「すごく純粋な人だな」と感じる人はいませんか?
そのあと、「それに比べて自分はなんて荒んでいるんだろう……」と自己嫌悪に陥るまでが1セット。
けれど純粋って、もう少し掘り下げてみるといったいどんなものなのか、いまいちわからないと思いませんか?
そこで当記事では純粋な人が持たれるイメージや、果たしてモテるのか? というところまでをしっかりと解説します。
1. 「純粋」の意味を辞書で調べてみた

手始めに「純粋」の意味を辞書で調べてみました。デジタル大辞泉によると、「純粋」には5つの意味があり、そのうち人の印象に関わりそうなものは上位3つ。
1. まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「純粋な(の)アルコール」「純粋な(の)秋田犬」
2. 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算やかけ引きのないこと。また、そのさま。「少年の頃の純粋な気持ち」「純粋な愛」
3. そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。「学問に対する純粋な情熱」「純粋に真理を追い求める」
とあります。
このうち、2だけはプラスの意味合いに取れますが、1はプラマイゼロ。3は良くも悪くもなりそうです。
余談ですが、鳥山明著『ドラゴンボール』の中でベジータが「(俺は)純粋な悪だがな……」と語ったシーンがありました。
当時まだ子どもだった筆者はそれ見て「純粋ってそういう使い方もするんだ!?」と、すこぶる驚いた記憶があります。
必ずしも「純粋な人=良い人」ではないと言えそうですね。
2. 純粋な人の特徴
さてここでは、いわゆる「純粋な人」と言われている人の特徴を挙げていきましょう。
素直に受け入れる

純粋な人は、誰のどんな言葉や態度も素直に受け入れてしまうところがあります。人は基本的に「善」であるとする性善説に基づいた思考・行動をするためです。
人はさまざまな経験を通して、必ずしも世の中には「善」のみで成り立っているわけではないことを知ります。そして人を疑ったり、信じなくなったりするのです。
しかし純粋な人は、多少嫌な目にあったとしても自分自身を変えず、素直さや信じる心をなくしません。普通の人にはなかなかできないことだからこそ、「純粋な人」は珍しがられたり、羨ましがられたりするのでしょうね。
気持ちに裏表がない
「純粋」の2番めの意味にもあった通り、気持ちに裏表がなく、損得勘定からの行動はしないのが純粋な人の特徴です。
例えば誰かから頼み事をされたとき、助けるメリットがあるかないかで判断するのではなく、あくまで自分が助けたいかどうかで行動します。だから周りからも信頼されます。
同じように、恋のかけ引きも得意ではありません。純粋であるがゆえ、思ったことを思ったようにしか言えないので、苦労することもあるでしょう。それでも、一度深い絆で結びつけば、その関係性は確固たるものになるはずです。
一途でひたむき
これは、「純粋」の意味ズバリですね。恋だけでなく、何に対してもひたむきで一途。一度ハマると周りが見えなくなるほど夢中になることもしばしばです。
純粋さやピュアさって、時に「少年(少女)のように」と子どもにたとえられることがあります。1つのことにぐぐっと入り込んでしまう様子は、まさに子どもの姿さながら。
そんな、どこか浮世離れした姿に、純粋さを忘れた大人は惹かれてしまうのかもしれませんね。
