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“お城大好き”田村淳の初ガイド本は子ども向け入門書! 「誰も『DOWNTOWN+』こととか聞いてこないですけど…」

無類の“お城好き”として知られる田村淳による著書『田村淳のお城の歩き方~マンガでタイムスリップ! 対決!! 日本の名城~』(マイクロマガジン社)が、11月7日(金)に発売されました。子どもをターゲットにしたこの本は、淳が全国のお城を巡る際にも大切にしているという“足軽目線”にこだわり、思わずハッとするような知識が盛りだくさん。発売直前の11月5日(水)には、自身がYouTubeで立ち上げた経済番組『XU(クロスユー)』の収録スタジオで取材会を実施し、その魅力をたっぷり語りました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

自身の漫画キャラは「歯がでけぇな」

本書では、日本各地のお城を巡っている淳が「城はなんのためにあったのか?」「そもそもどこからどこまでを『城』と呼ぶのか?」といった疑問に答え、城を構成する石垣、水堀、門など建造物の役割をわかりやすく解説。全ページフルカラーで、すべての漢字にルビが振られ、イラスト・図版・マンガを通して、大人も子どももお城の魅力を存分に感じられる1冊です。

淳は、自身初のお城ガイドを出版するすることになった経緯をこう語りました。

「小学校のころからお城が好きで、お城について発信していたら、お城の観光大使という役目を授かるようになりました。また、お城について解説するテレビ番組なんかもやらせてもらうなかで、今回、小さな子ども向けに入門書的な本を作れないかというお話をいただきました。お城って、大人も子どもも最初はとっつきにくい分野だと思うんですよね。だけど、子どもが理解できる本なら、大人も理解しやすいはず。お城に興味があるけど、なかなか一歩を踏み出せないという人にも手に取ってもらいたいです」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

また、観光大使としての思いも込めたといい、「大切なお城を守るには、みんながお城を理解する必要があるので、観光大使として、手っ取り早く、簡単に、『お城ってなんで必要なんだっけ?』『なんで日本にお城があるんだっけ?』みたいなことを伝えるきっかけに、この本がなればいいなと思っています」と話しました。

子ども向けの本を書くのは初めてだったという淳は、「明るい感じで、いままで僕が書いてきた本とは違うポップさがあるなと思います。表紙から、わかりやすそうな雰囲気が伝わってくる」と自賛します。

一方、漫画でデフォルメされた自身のキャラクターについては、「歯がでけぇなと思いました」と笑わせつつ、「だけど、僕の色付きサングラスを、(タイムスリップ先の)時代に合わせて紐でかけてくれていて、漫画を描いてくれた人は大変だったろうなと思います。歯以外は満足しています!」と笑顔を見せました。

出典: FANY マガジン

“お城観光大使”を全国統一!?

2人の娘を持つ淳は、娘に原稿を見せながら制作を進めたといいます。

「小学3年生の娘が(原稿を見て)ちゃんとお城について理解できて、いまはお城が好きになっています。以前はお城に連れて行っても興味を示さないだろうと思っていたんですけど、この本を読んだら関心が出てきたみたいで、『〇〇城行ってみたい』と言われたら、『そのお城に行くなら、まずはこのお城を見たほうがいいよ』といった会話が生まれています」

一方、淳本人が城好きとなるきっかけになったのは、小学4年生のときに家族で行った熊本旅行だったと振り返りました。

「最初に行ったのが熊本城でした。他の家族は『すごい建物だね』くらいの関心だったんですが、僕がもう魅了されちゃって……。他の観光はいいから、夕方に迎えに来てって、そのまま熊本城に置いていってもらったんです。そこで出会ったボランティアのおじさんの解説がめちゃくちゃ面白くて、そこからお城にハマりました」

そして、その理由を淳らしくこう分析しました。

「なぜ、そのおじさんの解説が面白かったかというと、自分の知識をただひけらかすんじゃなくて、僕が興味関心を持ったところをちゃんと聞いて、解説してくれたからなんですよね。それからは僕も、お城に詳しくない人に解説をするときには、そのおじさんの手法を心掛けていて、この本にもその手法を組み込んでいます」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

現在、全国の13のお城の観光大使を担っている淳は、「キャパオーバーでは?」と聞かれると、「キャパオーバーなんですよ」と即答して笑わせます。そのうえで、こう訴えました。

「それぞれのお城はライバル関係にあるわけではなく、みんなで日本の文化遺産を守ることが大切。たくさんの人に大切な文化遺産について知ってもらうために、僕が(観光大使の)全国統一をしたほうがいいと思う」

配信元: FANY Magazine

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