●薄味だった豚骨スープの塩味が増した!
体験イベントでは、「エレキソルト カップ」に市販の豚骨スープの素を薄めてつくったものを入れて、実際に試飲しながら塩味の変化を感じるという内容だった。
最初に電源を入れずに味を確かめる。塩味は薄くて、文字通り味気ないスープだった。次に、本体の電源ボタンを2秒ほど長押しして電源を入れる。電気は「弱」「中」「強」3段階から選べる。「中」に入れて試食してみると、舌先の上で少しピリピリとした弱い刺激を感じるとともに、塩味が増したのがわかった。「強」にして飲んでみると、さらにしっかりと塩味が感じられた。
もちろん、感覚には個人差があったり、料理によっても感じ方が変わるそうだが、記者は確かに塩味を感じた。一緒に参加した同僚も、塩味の明らかな変化に驚きながらスープを飲んでいた。
塩味を感じやすくするには、エレキソルト→口・舌→持ち手の腕→エレキソルトという電気の通り道を意識するのがコツだ。
なお、キリンが以前、一風堂と一緒に実施した塩味体験企画では、塩分を30%減らしたとんこつラーメン「減塩白丸元味」を共同で開発。4日間限定で販売してアンケートをとった結果、90.4%の人が「塩味が増強された」と回答したという。
エレキソルト カップの電源は、本体底面に入っているリチウムコイン電池となる。1日3食で使用した場合、電池1個で約20日使用できる。メンテナンスは、カップ部分と底蓋部分を分離して、カップ部分を水洗いや食洗機で洗う。電源部である底蓋部分は水洗いできない。
なお、エレキソルトは妊娠中や妊娠の可能性がある人や18歳未満は使用できないなど、いくつかの制約もあるので「安全上の注意」は必ずチェックしてほしい。
また、イベントでは体験できなかったが、エレキソルト スプーンはカレーなど塩分を含むルーとごはんをからめるなどして食べると塩味を感じるという。
●薄味のラーメンやうどんもおいしく楽しめる
エレキソルト スプーンの応用編として、ラーメンやうどんで塩味を楽しむ方法がある。スプーンの先端の電極をスープに入れながら、箸で麺類を口に運べば電気の流れがつくれるので、スプーンを直接口につけなくても塩味が感じられる。
イベントを通じて、エレキソルトの可能性を感じた。減塩に悩んでいる人はもちろん、高齢の方へのプレゼントとしても喜ばれるだろう。入院時の薄味の病院食も、美味しく楽しめるだろうし、ケアセンターなどの食事でも活躍しそうだ。日本人は塩分を摂りすぎていると言われる。薄味でもしっかりと塩味が感じられたら、塩分の過剰摂取も抑えられる。生活習慣病の予防として使うのも有効だろう。(BCN・細田 立圭志)

