日本のアメカジファッションの聖地、上野・アメ横で70年以上にわたり愛され続ける老舗「ヒノヤ」。その兄弟店「ヒノヤ ワン」は、“アメカジ”という原点を軸に置きながら、常にアップデートを重ねてきた。旧き良き時代のモノづくりと現代的な感性を融合させ、いまの気分に合う“新しいアメカジ”を提案している。そんな「ヒノヤ ワン」のスタッフに、今季おすすめのアイテムと、その着こなしを見せてもらった。
スタッフ・高多大地さんのイチオシはロッキーマウンテン フェザーベッド×ヒノヤのダウンベスト

一枚裁ちのヨークレザーが象徴的な「ロッキーマウンテン フェザーベッド」を代表するダウンベスト。その表地と裏地の配色を「ヒノヤ」が別注した特別仕様。ダウンにはヨーロッパ産の撥水ダウンを採用。通常のダウンは水に弱いものの、ダウン自体に撥水加工を施すことで、悪天候下でも高い保温力を発揮する。7万400円/ロッキーマウンテン フェザーベッド×ヒノヤ(ヒノヤ ワンTEL03-3831-0385)

ダウンベスト7万400円/ロッキーマウンテン フェザーベッド×ヒノヤ、デニムシャツ4万4000円/ボンクラ、デニムパンツ3万3000円/アボンタージ(すべてヒノヤ ワンTEL03-3831-0385)、ブーツ/ユケテン、バンダナ/バズリクソンズ(ともに私物)
ヒノヤ ワン/スタッフ 高多大地さん(36歳)
身長171cm 体重56kg 好きな食べ物:シュークリーム
着用サイズ
ダウンベスト:38/デニムシャツ:36/デニムパンツ:30

「ウエスタンシャツにレザーヨークのベスト、足元にはスウェードのブーツ。全体をウエスタンテイストでまとめつつ、デニムのセットアップで大人っぽく仕上げました。セットアップのシャツとパンツはブランドが異なり、生地や色味もわずかに違いますが、その“ほんの少しの違和感”のある組み合わせに、最近はハマっています。ネイビーで統一したスタイルに、主役となる赤のベストを差し色として効かせました。」
スタッフ・知念政薫さんのイチオシはヒノヤのオリジナルスウェット

スタッフとお客様の声から生まれたこのスウェットは、国産ならではの丁寧な縫製と堅牢なつくりが魅力。希少な低速台丸機で編み立てられる生地は、1日にわずか20枚。フラットシーマーによる4本針縫製で縫い上げられ、丸胴ボディや両Vガゼットなどヴィンテージディテールも抜かりない。柔らかすぎないハリ感は、着込むほどに自分の体へと馴染み、まるでデニムのように経年を楽しめる“育てるスウェット”だ。1万6500円/ヒノヤ(ヒノヤ ワンTEL03-3831-0385)

デニムジャケット5万5000円/ニューマニュアル、スウェット1万6500円/ヒノヤ、デニムパンツ4万7300円/ニューマニュアル(すべてヒノヤ ワンTEL03-3831-0385)、その他私物
ヒノヤ ワン/スタッフ 知念政薫さん(25歳)
身長175cm 体重65kg 好きな食べ物:とんこつラーメン
着用サイズ
デニムジャケット:フリーサイズ/スウェット:L/デニムパンツ:36

「ゆったりとしたシルエットが好きなので、デニムパンツはあえて大きめの36インチを選び、ベルトでギュッと絞って穿いています。スウェットもLサイズの少しゆったりめをチョイス。ネイビーで全体を統一し、同系色でまとめることで、ラフさの中にも落ち着きのある雰囲気にしてみました。パンツは裾にクッションを溜めるようにして穿き、リラックス感を大切にしたスタイリングです。」