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野田クリスタルがGoogle CloudのAIイベント登壇! 自身が開発したプラットフォーム『無限大喜利』の夢語る「大喜利は世界共通。海外の人を笑わせてみたい」

AIのサポートでお笑いが進化する未来

『無限大喜利』では今後、現代の大喜利で定番のテーマと言える「写真で一言」の実装や、回答分析機能の導入などを考えているといいます。

野田は今後のAIに期待することとして、大喜利の答えそのものではなく、ベストな答えを導き出すためのサポートの役割を挙げました。

「たとえば、『このアナグマ、SNSでバズりそうだな……なぜそう思った?』というお題に対してアナグマの知識を教えてくれるとか、AIにアシストをしてもらいたい。答えじゃなく、導き出すための補助をしてほしい。それが芸人としてAIに求めるものですね」

さらにその先の展開として、世界を見据えた“夢”を語りました。

「大喜利は文字だけだから、(回答者の)声や見た目や知名度が関係ない。ということは、世界共通でできるはず。海外の人を大喜利で笑わせてみたい。そのためには、AIの力が使えるのではないか?」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

今回の講演のテーマは、「お笑いとAIは仲良くやれるのか?」。これについて野田は、「AIと芸人に限らず、ニュアンス的な職業とAIとのかかわり方が、今回の開発を通して見えてきた」と指摘。「エキスパートである芸人をAIがサポートしていけば、お笑いがとんでもないコンテンツになるんじゃないの?」と語ります。

一方で、お笑いは「言語化したらつまらない文化」でもあり、また常に新鮮である必要もあります。学習して育つAIには新鮮なものを生むのは難しいという弱点もある、と課題点も挙げた野田は、最後にこう会場に呼びかけて、講演を締めくくりました。

「このジレンマを誰が解決するんでしょうか? 最強のAIを作る人がいるんでしょうか? AIとお笑いに興味がある人があればお声がけください」

配信元: FANY Magazine

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