【ナイキの無敵スニーカー】雨・寒さに強い！日常を劇的に変える「エアマックスDN ローム」をエディターが試し履きレビューの画像一覧
2024年に彗星のごとく現れ、スニーカーシーンに衝撃を与えた次世代のエアテクノロジー、「DYNAMIC AIR（ダイナミック エア）」を搭載した「AIR MAX DN（エアマックスDN）」は、まさに革新の象徴でした。
この驚異的なソールユニットは、かかと側には高い圧力、前足部側には低い圧力をかけた4本のチューブ状エアユニットで構成されています。この緻密な構造のおかげで、足を踏み出すたびにエアがダイナミックに移動し、まるで足裏に吸い付くような、今までにないスムーズで快適な履き心地を実現したのです。
そして今、その卓越した乗り心地のDNAをしっかり受け継ぎながら、アッパーのデザインを大胆に進化させたニューモデル、「AIR MAX DN ROAM（エアマックスDN ローム）」が、満を持してデビューを果たしました！
試し履きしたのは【NIKE／AIR MAX DN ROAM】
NIKE
AIR MAX DN ROAM
￥23,980（税込）
今作の最大の特徴は、過去の名作のエッセンスを取り入れながら、未来的な機能美を追求したアッパーの再構築にあります。特に目を引くのは、2000年代初頭に登場した名作「AIR SUNDER MAX（エア サンダー マックス）」改め、「AIR MAX SNDR」を思い起こさせる、ジッパー付きのシュラウド（覆い）です。
このシュラウドがシューレースを完全に隠すことで、一切の無駄を省いた、ミニマルで洗練された未来的なシルエットを創り出しています。単なるデザイン上のアクセントにとどまらず、この機能的な覆いは、寒い季節の冷たい空気や、急な悪天候から足元を守る、優れた防寒性と耐候性という実用的なメリットも提供してくれます！
ここに注目！気になるディテール
足を入れた瞬間に感じるのは、抜群のフィット感です。シュータンとアッパーが一体化した「モノソック構造」を採用しており、靴下を履くような感覚で、足全体を優しく、しかししっかりと包み込みます。この構造が、足とスニーカーとの一体感を高め、長時間の歩行でも疲れにくい快適な履き心地を実現しています。
また、テキスタイル（布地）と合成皮革を巧みに組み合わせたアッパーは、優れた履き心地と同時に、耐久性の高さも確保しています。さらに、つま先部分にはラバー製のトゥキャップを補強することで、予期せぬ衝撃から足を守る設計になっているのも、このモデルが都市での「ROAM（放浪）」を想定している証です。
ソールユニットは、オリジナルモデルの心臓部である「ダイナミック エア」を完全に継承しています。かかとから前足部にかけて圧力が変化するデュアルプレッシャーチューブのエアシステムが、歩く動きに合わせて空気のレベルを自動で調整し、驚異的なスムーズさと高い反発力を生み出します。
デザイン面では、機能的な要素を大胆に取り入れながらも、洗練された印象をキープ。ジッパー付きのシュラウドの下には、ストラップ付きのシューレースを採用。過去のアーカイブからインスピレーションを得たレトロフューチャーなデザインと、ナイキが誇る最先端のクッショニングテクノロジーが見事に融合したこの一足は、まさにストリートとテックウェアの垣根を越える、次世代のスニーカーの在り方を提示していると言えるでしょう。
革新的なクッショニングシステム「ダイナミック エア」の快適性に加え、全天候に対応する機能的なデザインと、時代を超越するスタイリッシュなルックスを手に入れた「AIR MAX DN ROAM」は、日常を劇的に変える一足と言えます。この新しいエア マックスは、単なるフットウェアではなく、進化し続けるナイキのスピリットを足元で体現する一足と言えますね！
文・撮影／本間新