プラマックのミゲル・オリベイラは、2025年限りでMotoGPのシートを失う。そのため今週末のポルトガルGPが、ひとまず最後の母国戦となるが「全力で楽しみたい」と意気込みを語った。
今シーズンからプラマックに加入したオリベイラは、チームメイトのジャック・ミラーとのシート争奪戦に敗れ、2025年限りでシートを喪失。来季からはWSBKのBMWファクトリーチームに移籍することが決まっている。
そのためオリベイラにとって母国ポルトガルでMotoGPを戦うのは、今週末がひとまず最後のこととなる。なおポルトガルGPは彼にとってMotoGPクラスで2020年に勝利を記録している思い出深い地でもある。
「このサーキットに来ると特別な感情が湧いてくる」と、オリベイラは言う。
「あの勝利を思い出すと、どうしてもノスタルジーを感じるんだ。毎年“もう一度勝ちたい”と思うけれど、現実はいつも簡単じゃない。今年もそうだろうね」
「唯一のポルトガル人ライダーとして走ることは特別なモチベーションになる。いつも全力を尽くすけど、母国では“さらにもう一段”上を出したくなるんだ」
「この週末はとにかく全力で楽しみたい。将来については常に柔軟に考えているし、MotoGPに戻る可能性を閉ざしてはいない。ただ今はその機会がないだけで、今週末のレースと来年のSBKに集中する必要がある」
オリベイラは、2020年の母国戦勝利はキャリアの中でも特別な結果だったと振り返った。
「間違いなくキャリアの中でも最高の瞬間のひとつだった。MotoGPで勝ったのは5回だけで、“たった5回”とは言っても今のMotoGPで勝つのは本当に難しい。久しぶりにポルトガルにグランプリが戻ってきて、その初戦で勝てたのは最高の瞬間だった」
そしてオリベイラは、MotoGPを去らなければならない現実を噛み締め、「できる限りのことをしたが、十分ではなかった」と語った。
「本当に謙虚にさせられる経験だった。何も当たり前ではないということを思い知らされたよ」
「プラマックに来たときは長期的な関係を築くつもりだったし、自分とバイクには時間が必要だと分かっていた。だけど怪我に不意を突かれたんだ。もっと時間が必要だったけど、それが適応を遅らせ、シートを失う原因になった。悔しいけど、全力は尽くした。だから後悔はない。残留のためにやれることはすべてやったけど、それでも足りなかったというだけだ」

