F1サンパウロGPのスプリント予選が行なわれ、ランド・ノリス(マクラーレン)がアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を僅差で抑えてトップタイムをマーク。土曜日に行われるF1スプリントのポールポジションを獲得した。
サンパウロGPのスプリント予選は、完全なドライコンディション。気温19度、路面温度40度というコンディションでセッションのスタート時刻を迎えた。SQ1とSQ2は新品のミディアムタイヤ、SQ3はソフトタイヤの使用が義務付けられている。
SQ1:角田裕毅厳しい18番手
セッション開始と同時に真っ先にコースインしていったのは角田。FP1でのクラッシュにより満足に周回できなかったこともあってか、まずはチェック走行という状況だろう。
その角田のペースは非常に遅く、1分11秒353。全車が1回目のアタックを終えた段階で最下位に沈んだ。一方でまずトップタイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリスで1分9秒702、チームメイトのオスカー・ピアストリが2番手となった。
各車とも一旦ピットに戻った後、再びコースイン。角田は1回目のアタックよりもペースを上げたものの13番手。その後複数のマシンがペースを上げたため、結局18番手で SQ1敗退となった。この角田の他、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、エステバン・オコン(ハース)、カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)がここで脱落になった。
一方でトップタイムはノリス。2回目のアタックで、1分9秒627までペースを上げた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が3番手となった。
SQ2:アロンソ堂々のトップタイム
SQ2もセッション開始と同時に各車がコースイン。アロンソはSQ1に続いて好調で、1分9秒330を記録して暫定トップに立つ。フェルスタッペンをもってしても、このタイムには届かない。
その後マクラーレン勢やメルセデス勢もアタックしたが、アロンソには届かず。なんと全車がアタックし終えた段階でも、アロンソが首位を守った。
アルピーヌのピエール・ガスリーは、セクター1こそ全体ベストだったもののセクター2以降が振るわず、13番手に沈んだ。
14台のマシンが2度目のアタックに向かう中、アロンソは一旦ピットに戻った後は動かず。まさに王者のように静観した。そして結局誰もアロンソのタイムを上回ることはできず、堂々のSQ2トップ通過となった。ノリス2番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が3番手だった。
まさかの脱落となったのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)だった。ハミルトンは最終アタック中に前を走っていたチームメイトのシャルル・ルクレールがスピン。この煽りを受ける形でタイムを伸ばせず、11番手でSQ2敗退となった。
この他アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ガスリー、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)、オリバー・ベアマン(ハース)がここでの脱落となった。
SQ3:ノリスが最速。アントネッリを僅差で下す
SQ3はマクラーレン2台、メルセデス2台、そしてルクレールの合計5台がセッション開始と同時にコースイン。その他の5台は、路面コンディションが良くなったセッション後半での1アタックに賭けるためか、コースインを待った。
5台がコースインし終えた段階で首位に立ったのはノリス。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが0.069秒という僅差で続いた。
その後、1アタックに賭けたマシンもコースイン。SQ1で最速だったアロンソの走りに注目が集まったが、5番手に終わった。
ポールポジションはマクラーレンとメルセデスの間で争われた。しかし結局はノリスが2度目のアタックでペースを伸ばし、1分9秒243でF1スプリントのポールポジションを獲得した。アントネッリは結局2番手。以下ピアストリ、ラッセルと、マクラーレンおよびメルセデスの2チームが、トップ4グリッドを占めた。
レッドブルのフェルスタッペンは、1アタックのみに集中するも振るわずに6番手。大逆転でのタイトル獲得に向け、黄色信号が灯った格好だ。アロンソ5番手に加えランス・ストロールも7番手につけており、今回のアストンマーティンは好調のように見える。

