旅館 × panpanya|漫画とリアルと空想のあいだ
最後に立ち寄ったのは、商店街の一角にある元旅館「松千代館」。
ここでは、神奈川県出身の漫画家・panpanya(パンパンヤ)氏による作品<<何者>>が展示されています。
現実と曖昧さが共存する独特の世界観で知られるpanpanya氏。今回の展示のモチーフになっているのは、瀬戸のまちなかで見られる風景です。
要らなくなった窯道具を積み上げた「窯垣(かまがき)」の塀や、路地裏に残る製陶所など、どこか懐かしくて少し不思議な景色が、漫画の中で生き生きと描かれています。
この漫画を読んでからまちを歩くと、いつもの風景が少し違って見えてきます。まるで現実と空想のあいだを散歩しているような、不思議な感覚に包まれました。
瀬戸市のまちなかで、“歩いて感じるアート”を
「あいち2025」瀬戸市のまちなか会場は、アートの知識がなくても楽しめる“体感型”。
街を歩くだけで、アートと日常がゆるやかにつながり、気づけば自分の感性が少し刺激されているような感覚になりました。
やきものの街の空気とともに、五感でアートを味わう散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■国際芸術祭「あいち2025」開催概要
テーマ:灰と薔薇のあいまに A Time Between Ashes and Roses会期:2025年9月13日~11月30日
会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか
芸術監督:Hoor Al Qasimi(フール・アル・カシミ)
[シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター、国際ビエンナーレ協会(IBA)会長]
主催:国際芸術祭「あいち」組織委員会
[会長 大林剛郎(株式会社大林組取締役会長 兼 取締役会議長)]
