ヤマハは現在V4エンジン搭載のYZR-M1を開発しているが、2026年に投入されることは確実だとファビオ・クアルタラロが語った。
現在ヤマハは直列4気筒エンジンのマシンでレースに参戦しているが、ヤマハはそれと並行してV4エンジンのマシンを開発している。9月のサンマリノGP、そして10月のマレーシアGPではV4マシンのワイルドカード参戦も行なわれており、その進捗には注目が集まった。
ただマレーシアGPの時点では、V4マシンの開発は明らかに停滞している様子で、テストライダーのアウグスト・フェルナンデスもポテンシャルに確信が持てていないようだった。
ヤマハは2026年シーズンにこのV4エンジンのマシンを投入するとはまだ明言していないものの、ここまでかなりの投資を行なっている。そしてファビオ・クアルタラロによると、ヤマハが来シーズンにV4エンジンを投入することはほぼ確実のようだ。
なおMotoGPは2027年にエンジンの850cc化を含む大きなレギュレーション変更を控えているが、ヤマハとしては2027年用のV4エンジン開発のためにも、2026年に投入すれば良い学びの機会になるはずだ。
ポルトガルGPで、来シーズンにV4マシンを走らせる100%の確信があるかどうかを問われたクアルタラロは「僕の理解では、イエスだ。99%イエスだよ」と答えた。
そして、サテライトチームのプラマックとファクトリーチームで、エンジンを分ける可能性についてもクアルタラロは問われたが、それに対してはこう明言した。
「ノーだ。99%と言ったのは、V4が直4よりもパフォーマンスで劣る可能性があるからだよ。それでライダーが直4を求める可能性もある。でも、そこはヤマハの決定だからね」
「とはいっても、僕の知るところでは、V4でレースをするだろうね」
ただクアルタラロは、V4マシンの進捗には満足していないことが明らかだ。そのため、最終戦バレンシアGP直後のポストシーズンテストは、緊張感の漂っているクアルタラロとヤマハの将来的な関係にとって、極めて重要な1日になると見られている。
テストを担当しているフェルナンデスと話をしているのか、それともこれまでのデータをじっくりと確認したのかとクアルタラロは尋ねられたが、彼はヤマハを軽く批判するだけだった。
「ああ、アウグストと話したよ。実はセパンでは僕のスイングアームを彼にテストして貰っていたんだ。彼らはバイブレーションが出ていて、こっちのスイングアームではどうなのかを確認する必要があったからだ」
「少しは良くなっていたようだった。でも結果が示しているように(V4は)まだ遠い。彼のデータを見るよりも、エンジニア達がこの差を縮めるために、何をすべきかをちゃんと理解すべきだと思う」
なおジャック・ミラー(プラマック)によると、ヤマハはバレンシアテストに向けて、4台のV4マシンを準備中であり、全ライダーが並行してテストできることになるようだ。

