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初めて遊郭建築に入ってみたら違和感が → 2階に上がって気づいたその正体 / 語られない歴史を現代に残す熱海「旧つたや」

初めて遊郭建築に入ってみたら違和感が → 2階に上がって気づいたその正体 / 語られない歴史を現代に残す熱海「旧つたや」

・違和感

ただ、入ってみると妓楼の中は思ってたのと違った。っていうか、入る前からなんとなく違和感は感じていたのだが、2階に上がってみて違和感の正体がハッキリした。あ、そうか、これって……

狭いのだ。

遊郭の妓楼って聞いた私は『鬼滅の刃』とかに出てくるのを想像していた。永遠に廊下で部屋が何部屋もあって天井も高いみたいな。なんなら『モノノ怪』とかもそうだ。妓楼の中が国みたいになっている。

でも、『旧つたや』はむしろ逆。入口も廊下も階段も風呂も部屋も狭い。小さな空間がぎゅっと詰まった圧迫感がある。

アニメやフィクションに登場する妓楼ってワンパターンだから、「妓楼=広い」と無意識に思い込んでいたことに入ってみて初めて気づいた。

・ロマンではないリアルさ

だが、その狭苦しさは妙なリアルさも放っている。放置されていた場所だけに、当時の時代の面影が比較的そのまま残っているように感じた。

2階の部屋1つ1つに名前がついていることや、広くないのに8個も部屋があるちょっと変な間取りなど、時代の真空パックを開けたみたいな雰囲気が漂っている。

その中で暗い部屋に映像作品が置かれていたりするから微妙に怖い。私はアートを解する人間じゃないんだけど、街から含めて不思議な世界に迷い込んだみたいな非日常的な感覚があった。

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