世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・ジャパンのデイ3は、トヨタのセバスチャン・オジェが総合首位だが、チームメイトのエルフィン・エバンスが5秒差に詰め寄っている。
木曜日のデイ1から好調を維持しているトヨタ勢。デイ2のSS7まで終えた時点でトップ3を独占し、オジェが勝田貴元に7.9秒差をつけてトップ。ポイントリーダーのエルフィン・エバンスは10.2秒差の3番手となっていた。
しかしデイ3に入ると、SS8『小原1』でエバンスが勝田を抜いて総合2番手に浮上。オジェとの差を8.9秒に縮めた。エバンスはSS9の『恵那1』でもトヨタ勢トップ、さらにSS10『笠岐山1』ではオジェに5.4秒もの差をつけてステージ優勝を飾った。
SS11『笠岐山2』でこのラリーで4度目のステージ優勝を飾り、オジェとの差を1.4秒まで縮めたエバンスだったが、そこからオジェが爆発。残る3ステージを制し、6.5秒までリードを再拡大し、この日の走行を終えた。
彼らと優勝争いを演じていた勝田だったが、SS11でクラッシュ。右、左と切り返すタイトなセクションで左リヤをウォーターバリアとガードレールにヒットしてしまい、その勢いで反対のウォーターバリアに勢い良く突っ込んだ格好だ。マシンにダメージを受けたことで勝田は大きく後退し、この日の走行を終えた段階で総合22番手となっている。
総合3番手は、ヒョンデのアドリアン・フルモーが奮闘。SS8とSS9ではエバンス以上の速さでステージを制したが、エバンスまで17.1秒のギャップがある。
4番手にはトヨタのサミ・パヤリ、5番手にヒョンデのオット・タナク。6番手にM-スポーツ・フォードのグレゴワール・ミュンスターというオーダーだ。
驚きなのは、デイ2のクラッシュで大きく後退していたカッレ・ロバンペラ(トヨタ)の巻き返しだ。SS8時点で17番手だったが、SS11までに9番手まで浮上。ラリー2クラス首位のオリバー・ソルベルグの後ろまで追いつき、総合7番手で走行を終えた。タイトル争いのライバルがトップ2でしのぎを削っている中、ひとつでもポイントを稼ぐことが最終戦に望みをつなぐ上でも重要となる。

