アルガルヴェ・サーキットでMotoGP第21戦ポルトガルGPの予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、アプリリアのマルコ・ベッツェッキだった。
ポルトガルGPの2日目は降雨のため濡れた路面で1日がスタート。ただ既に雨は止んでおり、Moto3、Moto2そしてMotoGPのFP2で走行したことで、路面は乾いていった。
MotoGPクラスの予選スタート時のコンディションは、気温18度・路面温度23度。Q1にはファビオ・クアルタラロを含むヤマハ勢4名全員が含まれた。なおラウル・フェルナンデス(トラックハウス)は初日FP1の転倒の影響で予選以降を欠場することが決まった。
Q1の走行が始まるとFP2では1分41秒台だったタイムは大きく短縮されていき、すぐに1分39秒台が記録された。
序盤のアタックで最速だったのはクアルタラロで、1分39秒588をマーク。2番手にはエネア・バスティアニーニ(テック3)が0.15秒差で続いた。さらに3番手には、マルク・マルケスの代役としてMotoGPデビュー戦に臨んでいるニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が、わずか0.062秒差につけた。
なおフランコ・モルビデリ(VR46)が前を走るミゲル・オリベイラ(プラマック)に突っ込む形となるシーンがあり、オリベイラが慌てて回避……これは審議対象とされた。ただ審議の結果、ペナルティは科されなかった。
Q1後半のアタックが始まるとまずはルカ・マリーニ(ホンダ)が自己ベストを更新し、1分39秒535を記録して暫定トップに。そこから他のライダーとタイム更新合戦へなだれこんだ。
そして、ひときわ速いタイムを記録したのはクアルタラロだった。1分38秒661とライバルに一時は0.5秒差をつけるタイムを記録し、再びQ1暫定トップとし、そのままQ1最速でQ2への進出を決めた。2番手には0.253秒差まで接近した同じヤマハ陣営のジャック・ミラー(プラマック)が入り、ヤマハ勢2名がQ2に進んだ。
代役ブレガは、Q1後半のアタックでもハイペースなセクタータイムを記録していたものの、攻めすぎたのか途中でコースオフ。タイムを更新できずQ1で8番手、18番グリッドとなった。
ポールポジションを争う予選Q2は、Q1突破組のクアルタラロが最初にアタック。するといきなり1分38秒518と、Q1の自己ベストを超えるタイムを記録。暫定トップタイムとした。
ただフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やアレックス・マルケス(グレシーニ)、マルコ・ベッツェッキ、ペドロ・アコスタ(KTM)らがクアルタラロ以上のペースを発揮していった。
特にアレックス・マルケス、ベッツェッキ、アコスタの3人は1分38秒台前半のタイムをマーク。1分38秒098を記録したアレックス・マルケスが暫定トップとなり、ベッツェッキ、アコスタが僅差で続いた。
Q2後半も激しいアタックが続いた。するとベッツェッキが1分37秒556と大きく自己ベストを縮め、暫定トップタイムを更新。ライバルに0.5秒差をつける圧巻の走りで、ポールポジションに近づいた。
アコスタ、そしてクアルタラロが自己ベストを更新すると、彼らも1分37秒台をマーク。しかしベッツェッキに対してはそれぞれ0.15秒、0.3秒差と差が開いており、ポールポジション獲得には一歩届かない位置だった。
その後はPPに挑めるペースを持つライダーが現れずにセッションが終了。ベッツェッキが今シーズン4回目のポールポジションを獲得した。2番手はアコスタ、3番手はクアルタラロだった。今週末好調なアレックス・マルケスは、残り2分を切った頃に転倒。タイム更新のチャンスを失い、最終的に5番手となった。
予選Q2に直接進出していた小椋藍(トラックハウス)は、上位グリッドを争うにはペースが足りず、最終的にトップから0.969秒差の12番手に終わった。

