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【NOAH】KENTA陥落…YoshikiがGHCヘビー初戴冠 清宮指名で「ミーのドリームはまだまだストップできない!」

【NOAH】KENTA陥落…YoshikiがGHCヘビー初戴冠 清宮指名で「ミーのドリームはまだまだストップできない!」

『STAR NAVIGATION 2025』後楽園ホール(2025年11月8日)
GHCヘビー級選手権試合 ○Yoshiki Inamura vs KENTA×

 WWE・NXT武者修行帰りのYoshikiが激闘の末に王者・KENTAを破ってGHCヘビー級王座初戴冠に成功。それでも「ミーのドリームはまだまだストップできない」と夢の始まりを宣言し、次期挑戦者には清宮海斗を指名して初防衛戦での激突が決定的となった。

 NXTから帰ってきたYoshikiが即座にGHCヘビー挑戦を表明。王者KENTAが迎え撃った。2022年の元日武道館大会でKENTAは「あいつ(Yoshiki)がいればNOAHの未来は明るい」と発言。数奇にもその3年後となる“未来"で両者によるGHC戦が実現する形となった。

 序盤からYoshikiのパワーに手を焼いたKENTAだったが、場外戦になると、強烈ショルダータックルを避けて鉄柵に自爆させる。Yoshikiが右腕を痛打したのを見逃さず、一点集中攻撃で序盤戦をリードした。Yoshikiもフロントスープレックスやベアハッグなどパワフルな攻撃で歓声を呼び込んだものの、KENTAはミドルキックで右腕を蹴り飛ばして足止め。得意の串刺し顔面ドロップキック、ダイビングフットスタンプからgo 2 sleepの体勢に。

 Yoshikiは延髄ラリアットで振り払って抵抗。ブサイクへのヒザ蹴りをカウンターでもらったものの、ミドルキック連打は仁王立ちする。そして、ぶちかまし、ダイビングショルダー、ショートレンジラリアットと爆発力を活かしてチャンスをたぐり寄せて、DIS CHARGEで勝負に出た。

 これを自爆させたKENTAはすぐさまGAME OVERに捕獲。序盤に攻めた右腕と顔面を絞めに絞めてYoshikiを追い詰める。Yoshikiが執念でロープに逃れても、KENTAは大技攻勢へ。猛抵抗を見せるYoshikiにクロスカウンター式掌底を何度もクリーンヒットさせてメッタ打ちにした。

 しかし、InamuraはKENTAの生ヒザ式ブサイクへのヒザ蹴りをぶちかましで迎撃して形勢打開。ロープを往復してこん身のラリアットを振り抜くと、無双もさく裂する。そして、最後はロープを揺すって歓声を誘ってからDIS CHARGEを投下して3カウントを奪った。

 最後は圧巻の一撃を投下してKENTAを撃破。3年前に立ちふさがった高き壁を、3年後に完全粉砕して“未来"をつかんだYoshikiは、敗れたKENTAに“日本流"の座礼で敬意を示し、逆にKENTAが“アメリカ流"の二本指敬礼ポーズでこれに応えた。

 場内がYoshikiコールに染まるなか、マイクを握った新王者は「ワッツ・アップ、後楽園ホーール! アイ・アム・ソー・ハッピー! 方舟シップのユニバースのみんな、ロング・タイム・ウェイトさせて、アイム・ソーリー。Yoshiki InamuraがGHCヘビーウェイトのチャンピオンになったぞ!」と喜びの第一声を叫ぶと、「アンド、ミスターーーーKENTA! 今日、今、このプロレスリング・ノアのリングで、ユーとファイトできたこと、そして、ユーからこのワンダフルなGHCヘビーウェイトのベルトをゲットできたこと、これはマイ・トレジャーです。ミスター・KENTA、ユーはオールウェイズ・ベストレスラーです。センキュー・ベリー・マッチ、ミスターKENTA!」と感謝した。

 続けて「キャプテン・オブ・方舟シップ、Yoshiki Inamuraから一つオファーがあります」と切り出したYoshikiは「ネクスト・チャレンジャー・イズ・プリンス・ミスターーーー! 清宮!」と次期挑戦者に清宮を指名。現れた清宮に「ミスター・清宮、ユーはジーニアスで才能溢れるオーサムなレスラーです。ミーはユーをいつもウオッチしてました。ユーはいつもミーのフォア・フロント、前を常にひた走ってきました。そんな姿を見て、ミーはユーをビッグ・リスペクトしています。だからこそ、ユーを超えたい。ミスターーーー清宮! ミーのオファー、アクセプト(承諾)してくれますよね?」と突きつけた。

 昨年7月の日本武道館大会で、Yoshikiは“YOICHI"として当時GHCヘビー級王者だった清宮に挑戦。奮闘およばず敗れている。

 清宮も「Inamuraがチャンピオンで、俺が挑戦者。このシチュエーションでGHCヘビーのベルトを懸けて戦えることを俺が一番楽しみに待ってたよ。コングラチュレーション。Yoshiki Inamuraからのオファーなら、オフコースで、もちろんベリー・オーケーだよ」とYoshiki流で応じて場内もどっと沸いた。

 これで初防衛戦での清宮迎撃が決定的に。改めて観衆に向き直したYoshikiは「プリンス・ミスター・清宮、やっぱりシャイニーでスマイルの似合うグッド・レスラーですね。サンキュー! 後楽園ホールに来てくれた方舟シップのユニバースのみんな、サンキュー・フォ・トゥデイ。キャプテン・オブ・方舟シップ、Yoshiki Inamuraのこれからを常にウォッチングしてくれ。ミーのドリームはまだまだストップできない。アイ・ラブ・ユー・ガイズ、アンド、シー・ユー・アゲイン! バイバイ!」と呼びかけながら、札止めの後楽園大会を締めくくった。

 ともあれ、方舟シップのキャプテンとなった稲村愛輝(Yoshiki)に、狂乱のプリンス・清宮が挑戦。この日は負傷欠場中のOZAWAも復帰を示唆したばかり。NOAHの“未来"がいよいよ本格的に始まった。

【Yoshikiの話】「イエーイ! ようやく、ようやくこのプロレスリング・ノアのナンバー1の象徴、GHCヘビーウェイトのベルトをゲットすることができました。方舟シップのユニバースのみんなには本当にロング・ロング・タイム、長い間サポート、そしてフラストレーションをためさせてしまって申し訳ないけど、こうして僕は今、GHCヘビーウェイトのチャンピオンとしてここに立っています。決してこれはオンリー・ミー…ミーだけでは達成できなかった。とてもヘビー、ヘビー、重い。本当に今までサポートしてくれた方舟シップのユニバースのみんな、そして他のNOAHのレスラー、スタッフの皆さん、本当にサンキュー・ベリー・マッチ。そしてミーと今プロレスリング・ノアのリングでファイトしてくれたミスターKENTA、本当にありがとうございました。ミーはユーからこのベルトをゲットできたこと、これまでの、いや、これからもビッグ・ビッガー・ビッゲストなモーメントになることは間違いないでしょう。そしてミスター・清宮。ミーはユーの素晴らしい、アメージング、オーサムなレスリングをウォッチしてきました。そして今はミーがチャンピオンとしてユーを迎え撃つ。これはユーも言っていたが、ミーも楽しみにしていたシチュエーションです。ミスター清宮となら必ずホットで、アメージングで、そしてクールなレスリングができるでしょう。皆さん、楽しみにウェイティングしていてください。シー・ユー・アゲイン。バイバイ!」

【KENTAの話】「コングラチュレーション。強かったよ。NOAHにとっても、こうやって若い選手が出てくるのは素晴らしいことだし、これからNOAHはどんどん良くなっていくと思う。でも、さらに良くするために何が必要か。俺たちの頑張りだよ。まだまだこのまま『はい、ベルト失いました、終わりです』そんなつもりないよ。俺はどんな状況であれ、お客さん、見てる人たちをエンターテイン、楽しませていく。(Yoshikiの大音量のマイクが聞こえてきて)いや、マイク! でもね、まあ、いいや。結局ね、俺が何が言いたいかったっていうと、負けてなお、この中に悔しいって気持ちがあるよ。そのうちはまだ俺も終われないってこと」

【清宮の話】「本来なら自分がチャンピオンでInamuraが挑戦者でね。そうなってもいいところなんですけどね。それを飛び越えちゃってますからね、彼は。それだけ素晴らしい選手になったと思いますし、彼は2回海外に行って、彼なりに大変な思いをしたと思うんですけどね。よくここまで上がってきたなと。そんな彼のオファーなら断る理由はないですね。ただ、俺がど真ん中獲りにいきますからね。楽しみにしててください」

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