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医療の進歩は本当に人を幸せにしているのか――健康のために「人生」を捨てる日本人

医療の進歩は本当に人を幸せにしているのか――健康のために「人生」を捨てる日本人

久坂部羊『命の横どり』

久坂部 羊久坂部羊『命の横どり』2025/10/62090円(税込)384ページISBN: 978-4087700206【これは“他人事”ではない。緊迫の医療サスペンス小説】 心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。 彼女は、五輪金メダリスト候補として注目を集めるフィギュアスケーター・池端麗を担当することになる。 麗はスケートの練習中に倒れ、拡張型心筋症と診断されていた。 副院長の一ノ瀬や主治医の市田の治療を受けながらドナーの心臓を待っているが、麗の血液は珍しく、大多数の心臓を移植することができない。 しかし、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた男性ドナーの心臓が、麗に奇跡的に合致すると連絡が入る。 真知らは早速臓器の提供に向けて動き出すが、ドナーの母親が臓器提供に納得していないことが判明。真知は「禁断の方法」に手を出そうとする――。 臓器を提供する側とされる側、互いの思いが複雑に混じり合ってできた大きな渦は、とある男の出現によって社会問題へと発展していく――。 医師であり、これまでにも医療の現状にメスを入れてきた著者が描く、日本の心臓移植の「現実」と「未来」。

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