先日、小学生の息子が高熱を出したため病院に連れて行ったところ、検査をしてインフルエンザの診断を出されました。
えっ、10月後半でもうインフルエンザ……!?!? なんて驚いちゃいましたが、実は2025年11月現在、例年より早くインフルエンザの感染が拡大しているそうなんです!
今季のインフルエンザの傾向は?予防対策はあるの? 医師の解説をもとに詳しくご紹介します!
【今年はなぜ早期化してるの?】
なぜ、今期は例年よりもインフルエンザの流行が早期化しているのでしょうか?
内科医・血液専門医の久住英二先生によると、今年の夏は非常に気温が高く、さらに残暑や寒暖を繰り返す期間も長く続いたことで、基本的に体力を消耗していることが関係しているそう。これらの要因から夏・秋バテを起こした体の自律神経やホルモンバランスの乱れがいまだに続いていることで、免疫バランスを崩してしまう人が多いようです。
厚生労働省によると今季流行しているインフルエンザの中心は「香港A型(A/H3)」で、全国の約半数を占めている模様。こちらは一般的にワクチンが効きづらく、重症化しやすいと言われているそうなので、特に警戒が必要なのだとか……!
【予防法はあるの?】
では、インフルエンザに感染しないためにはどのような予防策があるのでしょうか。久住先生が薦めるのは、「マスクをする、手洗い・うがいを徹底する、アルコール消毒をこまめにする」。飛沫感染と接触感染の両リスクを意識して、これらの基本対策を怠らないようにするのが大事です。
そして、免疫バランスのために摂りたいのが、タウリン、食物繊維、ビタミンB群、たんぱく質、ニンジンだそう。これらの栄養や食材を日々の食事で積極的に取り入れるようにしましょう!
このほか、軽い運動や質の良い睡眠も予防にいいみたい。基本的な感染対策と内側からの日々の養生でしっかりと予防したいですね!
もちろん、インフルエンザワクチンを接種も1つの手。集団生活でウイルス感染のリスクが高い子どもや重症化しやすい高齢者などは、特に打ったほうがよいんだとか。ただし、ワクチンの効果が出るまで2週間ほどかかるため、早めに摂取するようにしましょう。

