世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・ジャパンは、トヨタのセバスチャン・オジェが総合優勝。今季6勝目をマークした。
オジェとコ・ドライバーのヴァンサン・ランデは、難易度の高いターマックラリーでチームメイトのエルフィン・エバンスとスリリングな優勝争いを展開。最終的に11.6秒差で総合優勝を果たした。
デイ3を終えた時点で、エバンスと6.5秒差だったオジェ。しかしオジェは予報通りの雨の中、SS16の『三河湖1』とSS19『額田2』を最速で駆け抜け、最終パワーステージのSS20『三河湖2』を前にエバンスとの差を11.5秒まで広げていた。
そして迎えたパワーステージでは、エバンスとオジェが共にフルアタック。先に走っていたカッレ・ロバンペラのタイムを9秒以上上回るハイペースを見せた。
最終的に、エバンスよりも0.1秒速かったオジェがパワーステージも制し、スーパーサンデーも含めてフルマークとなる35ポイントを獲得した。
今季、オジェはパートタイム参戦で計3戦欠場しているものの、キャリア67勝目でポイントリーダーであるエバンスとのポイント差を3点まで縮めた。
長らく3番手につけていたのはヒョンデのアドリアン・フルモーだったが、彼はSS15でコースオフ。木々にぶつかりながら土手を抜けてコースに復帰したが、助手席側のドアが脱落してしまうなど、マシン右側にダメージを負ってしまった。幸いドライバーたちに怪我はなかったものの、タイムカードを紛失したことに加えマシンのダメージは大きく、ラリーを終えることになった。
これで4番手につけていたサミ・パヤリにWRC初表彰台が転がり込んだ。総合4位のオット・タナク(ヒョンデ)、5位のグレゴワール・ミュンスター(M-スポーツ・フォード)がそれぞれのチーム最上位かつチーム唯一の上位生き残りとなった。
来季のスーパーフォーミュラ挑戦を表明しているカッレ・ロバンペラ(トヨタ)は最終的に6位。タイトル争いでは24点ビハインドのランキング3番手と、まだ逆転戴冠の可能性は残っているものの苦しい状況となった。
トヨタの勝田貴元は、エバンスやオジェと上位争いをしていたものの、SS11でのクラッシュで優勝争いから脱落。それでもSS17とSS18でステージ優勝を飾るなど日曜日も速さをみせていたが、SS20途中でスピンを喫し、右フロントタイヤをパンク。ステージは走りきったが、最終的にスーパーサンデー5位の1ポイント獲得のみで母国ラリーを終えた。

