『SUNNY VOYAGE 2025』埼玉・えすぽわーる伊佐沼(川越市/2025年11月9日)
「NOAH Jr. GRAND PRIX 2025」1st.Round ○Eita vs 大原はじめ×
大原との元闘龍門対決に臨んだEitaが、苦闘の末に『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』1回戦を逆転突破。11・15大阪大会の2回戦でHAYATAとの対決が実現することになった。
ルーツを同じ“闘龍門"に持つ二人がトーナメント1回戦突破を懸けて対決。試合は技巧派らしい奥深き内容となったが、圧倒したのは“先輩"大原だった。
序盤から場外戦に持ち込んだEitaだったが、そこで大原はカウンターの風車式バックブリーカーをズバリ。腰への一点集中攻撃に打って出る。各種バックブリーカーを巧みに繰り出し、打撃も腰に集中。Eitaが反撃を試みても、ことごとく潰していく。Eitaの悲鳴が何度も場内に響いた。
Eitaは決死のトペコンヒーロでようやく逆襲に成功したものの、大原はリストクラッチ式バックブリーカーで鎮圧。トレスフルールでガッチリと絞め上げる。Eitaはなんとかロープに逃れるが、腰のダメージから立ち上がれず。ブレーンバスターを仕掛けても、腰に痛みが走って崩れ落ちてしまった。
それでも丸め込みの連発で逆転勝利を狙うが、ここも先を読まれて、逆に押さえ込まれてしまい、なおもピンチは続く。頼みのImperial Unoも空転。大原は旋回式ロックボトム、回転落下式バックブリーカーと大技を連発すると、カナディアンバックブリーカーに捕獲する。不時着したEitaに対し、大原は満を持してムイビエンを仕掛けた。だが、Eitaは裏をかいて回転エビ固めでクルリ。大逆転の3カウントを奪った。
辛くも逆転で1回戦を突破したEitaは「きついな、腰。腰攻め効いたな。ああいう一点攻めはちょっときついな」と顔をしかめながらも「でも今日の俺の勝ち方、ムイ・ビエンだっただろ?」と胸を張った。
11・15大阪大会での2回戦ではHAYATAとの対決が実現。「俺はどんな状況でも勝ちにいくぞ。俺はな、必ずもう一度ノアジュニアの頂点に立つ男だ。おい、俺はノアジュニアの顔だぞ。ナメんな」と言い切ったEitaは、「こないだ2、3日前かな。ちょうど俺、外でさ、のんびり散歩してたらさ、夜中だよ夜中。偶然、流れ星見たんだよ。だいぶ奇跡でしょ? これ。俺、その時にね、もちろん願い事したよ。願い事はもちろん…アレだ。(ベルト獲りポーズを決めて)これと、このトーナメントのこれだ」と優勝→高橋ヒロムへの雪辱&ベルト奪回に願いを込めた。
【Eitaの話】「きついな、腰。腰攻め効いたな。ああいう一点攻めはちょっときついな。でも今日の俺の勝ち方、ムイ・ビエンだっただろ? なあ。前哨戦やってて大原がああいうふうに腰攻めしてくんのはわかってたから想定内だよ。次、2回戦、決まってる? 相手。誰か分かんない? まあ、いいや。俺はどんな状況でも勝ちにいくぞ。俺はな、必ずもう一度ノアジュニアの頂点に立つ男だ。おい、俺はノアジュニアの顔だぞ。ナメんな。あとちょっと話だいぶ変わるけど、どうでもいい話になるけど、こないだ2、3日前かな。ちょうど俺、外でさ、のんびり散歩してたらさ、夜中だよ夜中。偶然、流れ星見たんだよ。これ凄いだろ? ねえ。だいぶ奇跡でしょ? これ。俺、その時にね、もちろん願い事したよ。願い事はもちろん…あれだ。(ベルト獲りポーズを決めて)これと、このトーナメントのこれだ」
【大原の話】「ああ、負けちゃったな。皆さん、この試合を見てくれた方、どう思いましたか? 自分は前哨戦を含めてEitaとの試合、メチャクチャやりがいがありました。やっぱね、Eitaは俺が知らないあの龍の血の流れる場所で積んできた技術もあるし、メキシコも知ってるし、すげえやりがいあります。Eita、あんな素晴らしい選手が今こうやってノアジュニアで活躍してくれて、俺は本当にうれしい。さすがノアジュニアの顔。やっぱね、一時はノアジュニアもつらい時期が多かった。大変な時期がとっても多かったけど、今こうやってNOAHのジュニアが活性化して盛り上がってるのは、ずっと戦ってこのジュニアを、ノアジュニアを支えてきたことだと俺は思うんで、それを俺は誇りに思います。そして、これからももっともっとノアジュニアを盛り上げていく戦いをしていきます。というわけで今日もムイ・ビエン」
