雨中の大熱戦に国立が震えた。
9月21日、東京世界陸上は最終日を迎えた。男子4×400メートルリレー決勝が行なわれ、ボツワナ2分57秒76で金メダルを獲得した。ケニアとの一騎打ちによる救済レースを制して決勝にこぎ着けたアメリカは最後まで先頭だったものの、0.07秒差で銀メダルに泣いた。
レース直前に猛烈なスコールが降るなか、号砲が鳴った。1走目は南アフリカがリード。アメリカが2走目で先頭に立ちボツワナ、南アフリカが続く。激しい先頭争いから3走目でアメリカとボツワナはデットヒートを繰り広げ、わずかにアメリカが一歩リードする。
アメリカがリードを保ったまま、最後の直線へ。このままアメリカがゴールかと思われたが、ボツワナのアンカーが最後の最後で身体を投げ出して大逆転。東京大会の王者に輝いた。
最後の直線で猛追した南アフリカが同タイムながら着差で銅メダル。三つ巴の大接戦に満員の国立競技場は総立ちの大歓声が上がった。
▼男子4×400mリレー決勝
金メダル ボツワナ 2分57秒76
銀メダル アメリカ 2分57秒83
銅メダル 南アフリカ 2分57秒83
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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