【新時代のハイブリッドスニーカー】懐かしいのに未来的!? 眺めても最高、履いても最高な「ASICS GEL-NIMBUS 10.1」をエディターが試し履きレビューの画像一覧
2000年代後半のランニングシューズが持っていた独特のボリューム感と存在感。そのDNAを受け継ぎながら、現代の感性でアップデートされたのが、ASICS SportStyleの「GEL-NIMBUS 10.1」です。本作は、2008年の名作「GEL-NIMBUS 10」のアッパーと「GEL-KAYANO 14」のソールを融合させたハイブリッドスタイルです。履き心地の良さと、懐かしさのある新しさが見事に両立しています。さらにニューヨークブランドEighteen East とのコラボという話題性も加わりました。
試し履きしたのは【ASICS SportStyle／GEL-NIMBUS 10.1 "Eighteen East"】
ASICS SportStyle
GEL-NIMBUS 10.1 "Eighteen East"
￥29,700（税込）
2008年に登場した「GEL-NIMBUS 10」のアッパーに、名作「GEL-KAYANO 14」のツーリング（ソールユニット）を融合。アシックスの名機同士が出会って生まれたこのハイブリッドスタイルは、単なる復刻ではなく、時代を超えて磨かれた“進化の形”といえます。履いた瞬間に感じる安定感と反発力、そして軽やかなステップ。街を歩くだけで気分が高まるような、完成度の高いスニーカーです。
ここに注目！気になるディテール
アッパーは、足の形や骨格に合わせたアシンメトリー構造を採用。通気性の高いオープンメッシュをベースに、しなやかなオーバーレイを組み合わせています。足を包み込むようなフィット感と、長時間履いても蒸れにくい快適さを両立。機能的でありながら、どこかクラフト感のある立体的な表情が魅力です。
ミッドソールには、クッション性に優れた二重構造のEVAフォームを使用。その中にアシックスの代名詞ともいえる「GEL™」テクノロジーを内蔵し、衝撃をやわらげながら自然な足運びをサポートします。また、足のねじれを防ぐ「TRUSSTIC™」システムを搭載し、安定感も抜群。ランニング由来のテクノロジーを、ライフスタイルシーンに最適化した設計です。
今回のモデルは、ニューヨークを拠点に活動するブランド＜Eighteen East®＞とのコラボレーションによる特別仕様。2018年の設立以来、ハンドクラフトを大切にした温もりのある服づくりで注目を集める同ブランドが、アシックスのテクニカルな構造に独自の手仕事感をミックス。パネルの切り替えや素材の組み合わせなど、細部までこだわり抜かれたデザインは、どこかアートピースのような存在感を放ちます。
クラシックなアスレチックスタイルをベースにしながらも、現代のストリートとファッションをしっかりと意識したこの一足。履き心地はもちろん、眺めているだけでもワクワクする完成度です。テクノロジーとクラフトが融合した、まさに“新時代のハイブリッドスニーカー”。ASICSとEighteen Eastが生み出したこの意欲作は、2025年のスニーカーシーンを語る上で欠かせない存在になりそうです！
文・撮影／本間新