アルガルヴェ・サーキットでMotoGP第21戦ポルトガルGPが開催。Moto2クラスの決勝レースを制したのは、Italtrans Racing Teamのディオゴ・モレイラだった。
予選ではランキング首位のモレイラがポールポジションを確保。ランキング2番手につけるライバルのマニュエル・ゴンザレス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)は7番手スタートとなった。
全21周のレースはモレイラが好スタートを切り、ポンと飛び出していった。とはいえライバルも僅差で食らいつき、2番手以下にはコリン・ベイアー(Red Bull KTM Ajo)、ジェイク・ディクソン(ELF Marc VDS Racing Team)、ダビド・アロンソ(CFMOTO Inde Aspar Team)そしてゴンザレスと続いた。
4周目、モレイラの真後ろに迫っていたベイアーが、ホームストレートでオーバーテイク。これで首位が入れ替わった。
なお5番手を争っていたゴンザレスは、途中マシンのリヤが暴れ、ハイサイド寸前のシーンがあった。なんとかこれをいなしたゴンザレスだったものの、ポジションは7番手にまで落としてしまった。
モレイラに変わって先頭を引っ張るベイアーはペースが良く、この走りにはモレリアとアロンソのふたりしかついていくことができず、トップ集団3人が抜け出した。4番手以下に対し、レース折り返しとなる10周目終わりの時点で1.2秒差がついていた。
ベイアーの走りは安定していて、その後もペースを崩すこと無く快走を続けた。一時は2番手モレイラにも1秒近い差ができたほどだ。ただモレイラはレース終盤に向けて再びペースを上げ、0.5〜0.6秒差まで戻ってきた。
残り5周の時点で、トップのベイアーと2番手モレイラのギャップは0.5秒ほど。そしてモレイラは終盤にベイアー攻略を狙う作戦だったようで、残り4周で0.2秒ほどの差まで接近。ホームストレートではオーバーテイクを狙うような素振りも見せるようになった。
そして残り3周、ベイアーがコーナリングでラインを膨らませてしまった瞬間を見逃さず、モレイラが先頭に浮上。ただライバルを突き放せず、ベイアーや、その後ろアロンソに食らいつかれた状態でラストラップに入った。
最後の直線までベイアーが食らいついたものの、モレイラが何とか逃げ切り0.090秒の僅差ながらトップチェッカー。今季タイトル獲得を大きく手繰り寄せる勝利を挙げた。2位はベイアー、3位はアロンソだ。
ランキング2番手のゴンザレスは序盤のポジションダウンも響き、最終的に6位フィニッシュ。この結果、ランキング首位のモレイラとの差は24ポイントにまで広がった。最終戦でモレイラがノーポイントとならない限り、逆転タイトルは難しい状況だ。
日本人ライダーはポルトガルGPでは苦戦した。佐々木歩夢(RW-Idrofoglia Racing GP)は23番グリッドからスタートし、序盤6周目に転倒リタイア。國井勇輝(Idemitsu Honda Team Asia)は28番グリッドスタートの23位ノーポイントに終わった。

