MotoGP第21戦ポルトガルGPの決勝レースが行なわれ、アプリリアのマルコ・ベッツェッキがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。
ポールポジションを獲得したのはベッツェッキ。ペドロ・アコスタ(KTM)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のふたりが、その隣フロントロウに並んだ。日本人ライダーの小椋藍(トラックハウス)は12番グリッドからのスタートだった。
決勝レースは天候晴れ、気温19度、路面温度28度のコンディションでスタートした。
全25周の決勝はベッツェッキとアコスタが好スタートを切った。彼らふたりの後ろ3番手には、同じように好スタートを切った5番グリッドのアレックス・マルケス(グレシーニ)が浮上。スプリントレースと同じような展開となった。
なお1周目のターン5ではフランコ・モルビデリ(VR46)が転倒。小椋も危うく巻き込まれる所だったが、うまく避けた。
2周目のホームストレートでは早くもアレックス・マルケスがアコスタをオーバーテイク。この時、先頭のベッツェッキは既に0.6秒ほど先を走っていた。
なおベッツェッキ、アレックス・マルケスそしてアコスタの3人がトップグループとして抜け出す一方、後続はここから少し遅れた。4番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が浮上していたが、序盤3周目で既に前方とは1秒の差が開いていて、その後数周でさらに拡大した。
トップ3台の戦いはしばらく動きがなく、互いに0.5秒ほどの間隔で連なる状態での走行が続いた。ただ3番手アコスタはレース3分の1を消化する頃になると少しずつ遅れはじめ、8周目には前に1秒差をつけられてしまった。
11周目、4番手を走っていたバニャイヤがターン10で転倒。ここでリタイアとなった。
ベッツェッキのペースはその後も素晴らしく、アコスタだけでなく徐々にアレックス・マルケスをも引き離していった。当初0.5〜0.7秒ほどだった差はどんどん広がっていき、レース折り返しとなる13周目には2秒差と大きなギャップとなった。
それ以降もベッツェッキが先頭で独走を続け、ライバルに接近を許すことはなかった。
逃げ続けたベッツェッキは終盤にはギャップを4秒まで広げるなど、大きなマージンを確保。ラスト3周は少しペースを緩め、ギャップを活かしてペースをコントロールし、今季2勝目を挙げた。
一方2番手争いは終盤にアコスタがプッシュしてアレックス・マルケスに接近。ラストラップでは0.6秒差まで迫ったが、アレックス・マルケスが逃げ切って2位を確保。アコスタは3位となった。
小椋藍はスタートでポジションを上げると、終始トップ10争いを展開した。レース中盤以降は7番手ヨハン・ザルコ(LCR)を追いかけたが、終盤にオーバーテイク。7位シングルフィニッシュを果たした。
怪我で欠場したマルク・マルケス(ドゥカティ)の代役として参戦したニッコロ・ブレガは15位でフィニッシュ。MotoGPクラスデビュー戦でポイントを獲得した。
来季はWSBKに転向が決まっているため、ひとまず今回が最後の母国GPとなったミゲル・オリベイラ(プラマック)は、14位でレースを終えた。

