アルガルヴェ・サーキットで開催されたMotoGP第21戦ポルトガルGPのMoto3クラス決勝は、CFMOTO Gaviota Aspar Teamのマキシモ・キレスが制した。
ポルトガルGPではMoto2、MotoGPクラスのあとにレースが行なわれる変則スケジュールとなったMoto3クラス。予選ではジョエル・ケルソ(LEVELUP-MTA)がオーストラリアGP以来のポールポジションを獲得した。
日本人ライダーは古里太陽(Honda Team Asia)が11番手、チームメイトの三谷然は19番手からのスタートとなった。
決勝レース(全19周)は、ポールシッターのケルソが好スタートを切り、そのまま1周目をリード。彼の後ろにはマキシモ・キレス、ジョエル・エステバン(Red Bull KTM Tech3)が続いた。
ケルソは序盤からペースを上げ、差を広げようという意図が見える走りをしていた。しかし、キレスやエステバン、アンヘル・ピケラス(FRINSA - MT Helmets - MSI)らが食らいつき、逃げ切ることはできなかった。
トップ集団はケルソによる先導が続いていたが、2番手以下ではポジションを巡るバトルが激しく続いた。そのバトルもあり、彼らはなかなかトップのケルソとのギャップを縮められず……先頭を走るケルソには有利な展開だった。
しかし、レース折り返しの10周目に先頭が入れ替わった。ケルソがターン5のブレーキングでラインを外した隙に、2番手争いを制していたキレスが労せずトップに浮上した。
なお2番手集団には序盤から先頭集団の後尾につけて、そこからポジションを上げてきた古里も加わっており、レース中盤には5番手を走行。表彰台も視野に入る位置で前を伺った。
トップ争いが団子状態となり、ポジションはたびたび入れ替わった。そして12周目には古里が先頭に浮上し、そのままレースをリードする展開となった。
ただ古里にはリードを広げるほどの速さがなく、14周目にキレスに先頭を奪われた。
キレスはそのまま先頭を引っ張っていき、2番手の古里に対して0.4~0.5秒のリードを確保。さらに残り3周時点では1秒近くまでその差を広げた。
キレスはこのリードを活かして残りラップを走り切り、ポルトガルGPを制した。
2番手争いは残り2周でピケラスが古里をオーバーテイク。ペースは良かったが、すでに先頭のキレスは逃げており、追いつくことはできず2位でフィニッシュした。ピケラスに抜かれた古里は、その後3番手確保の走りに切り替え、しっかりと3位でチェッカー。前戦マレーシアGPの初優勝に続き、連続表彰台を飾った。
三谷は最終的に19位でフィニッシュ。ポイント獲得には届かなかった。

