レッドブルの角田裕毅は、F1サンパウロGPの決勝レースを17位でフィニッシュした。一時は入賞圏内を走っていただけに、悔やまれる結果となった。
角田は予選ではうまくいかず、まさかの19番手。チームメイトのマックス・フェルスタッペンも16番手に沈んでおり、レッドブルとしては2006年日本GP以来となるQ1での全滅。チームとして、何か方向性を誤ったようだ。
フェルスタッペンは決勝に向けてセッティングを変更したため、ピットレーンからのスタート。対する角田はセッティングを変更することなく、グリッドからのスタートを選んだため、再び苦戦するのではないかと心配された。そしてふたりは揃ってハードタイヤを履いてスタートに臨んだ。
1周目から波乱の展開となり、セーフティカーが出動。角田はこのタイミングでピットに飛び込み、ミディアムタイヤへと履き替えた。今回のレースは気温が低くなったこともあり、ハードタイヤを使いこなすのは難しいだろうと言われていた……そのため角田は、早々にタイヤ交換義務を済ませた形になった。彼には新品のミディアムタイヤが3セット残っていたため、複数回のピットストップを行なう必要が生じたとしても、新品→新品→新品と繋ぐこともできる状況になったわけだ。
レース再開後の角田のペースは良く、前を行くマシンを次々にオーバーテイク。しかしその道中でアストンマーティンのランス・ストロールに追突し、スピンさせてしまうことになった。結果的にこれが痛かった。
このストロールへの追突で10秒のタイム加算ペナルティを科された角田は、2回目のピットストップの際にこれを消化。しかししっかりとペナルティを消化しなかったと判定され、再度10秒のペナルティを受けてしまう。3度目のピットストップでこれを消化したものの、2度の10秒ペナルティは大きく、結局は完走した中で最下位の17位に終わった。
「接触のダメージはあったんだと思います。それほど大きくはなかったと思いますが」
そう角田はレース後に語った。
「それに、正直に言って(ストロールと)接触したことにすら気付かないくらいでした。でも、接触してしまったのは残念です」
「ペースは悪くなかったと思います。特に最後のスティントは。ただ完全にポジションを失ってしまっていたので……残念です」
角田は、レースペースは悪くなかったものの、何もかもうまくいかない週末だったとサンパウロGPを振り返った。
「決勝のレースペースは悪くなかったです。ただペナルティと追加のピットストップは、自分にはどうすることもできませんでした。だから残念でした」
「うまくいった部分もあれば、うまくいかない部分もありました。残念です。僕にとっては、今週末は何もかもがうまくいかなかったんです」

