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専業主婦が“石鹸”を皮切りに総売上500億円へ。夫レイザーラモンHGが月収7,000円から妻・住谷杏奈が大黒柱に。

専業主婦が“石鹸”を皮切りに総売上500億円へ。夫レイザーラモンHGが月収7,000円から妻・住谷杏奈が大黒柱に。

成功と失敗を繰り返しながら築いた、商品プロデュースの極意。ヒントは「手放すこと」

──石鹸プロデュースで成功を収めて以降は、どのようにビジネスを展開されてきたのでしょうか?

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以降は子ども服やアパレル商品、マタニティグッズや健康食品など、さまざまな商品企画に挑戦しました。振り返ってみると、今まで挑戦したビジネスのほとんどが実生活からインスパイアされたものばかりでしたね。

安定的に月5億円ほどの売り上げに達するヒット商品もあれば、失敗に終わった事業もありました。ネットが主戦場の販売形態から、実店舗ビジネスに移行したいとチャレンジしたママカフェは、1億円ほどの赤字を生み出してしまいましたし……。

商品プロデュースと並行して、PR事業会社を起業したのですが、ここでも大きな失敗を経験しました。仕事自体は順調だったのですが、代理店から報酬3,000万円が支払われない事態に見舞われたことがあったんです。大きな金額でしたし、法的に闘うこともできましたが、勉強代と思ってその代理店との関係は断ち切りました。

──桁違いの大金ですが、未練や後悔はなかったのでしょうか?

これは私の性格なのですが、お金だけでなく人脈や立場など、あらゆるものに対しての執着心がないんです。常に物事を俯瞰して捉えているというか。

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ビジネスでも、お互いにとってWin-Winな関係かどうかを第一に考えます。自分だけでなく、相手にとっても私がメリットを提供できるかどうかを考えるんです。そしてその反対に、向こうからいただいたお話もお互いにフェアではないと感じたらキッパリと手を引きます。モヤモヤしつつもしがみついているだけでは、現状は好転していきませんから。

実際、その未払い問題を抱えていた代理店との関係を断ち切ってから、すぐにうれしいご縁が舞い込みました。手放すことで新たに幸運が舞い込むこともあるし、自分自身も気持ちをリセットして前に進めると、過去の経験が教えてくれたんです。

──ほかにも、過去の経験から教訓を得たことはありますか?

海外のスムージーに着想を得て、フルーツ味の青汁をプロデュースした経験もとても勉強になりましたね。今でこそ一般的になったフルーツ味の青汁ですが、私が売り出した当時は「青汁は苦い」というイメージが強く、まったく売れなかったんです。しかし、それから数年経ったころにフルーツ味の青汁ブームがやってきて、「世に出すのが早すぎたのだな」と学びましたね。

どんなに今までにない画期的な商品でも、あまりに新しすぎるものはすぐには浸透しないようで。実は今も頭の中に新商品のアイデアがたくさんあるのですが、絶好のタイミングまで眠らせているものもいくつかあるんですよ。

サロン運営から講師業、型にはまらない活躍。柔軟な思考と実績が、はたらくを楽しくする味方に

──現在の住谷さんは、どのような事業を展開されているのですか?

「annfism」「東京美髪研究所」などのビューティーサロン・ヘアサロンの経営や、ヘアケアブランド「Crème de Ann(クレムドアン)」のプロデュースを行っています。販売しているクリームシャンプーは、ネット販売だけでなくバラエティショップなどでも取り扱っていただいています。

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また2025年からは、芸能や美容、ファッションなどのプロフェッショナルを養成する「ブレア学園」での特別講師を担当しています。コース修了までに実際にオリジナル商品を完成させるというカリキュラムで、商品成分やマーケティング、PR手法など、これまでに私が培った知見やノウハウをお伝えしています。意欲的な学生の皆さんに刺激を受けつつ、私自身も対話の中から新たなビジネスのヒントを得られて、日々楽しくお仕事させていただいています。

──プロデュース業からさらに講師業という、新たな領域も開拓されているのですね。近々、新商品リリースの予定などはありますか?

今秋、私がプロデュースする粘膜ケアブランド「ANZBEAUTE(アンズボーテ)」をローンチします。

これまでのフェムケアは「外側を洗うケア」が主流でしたが、内外両面からアプローチできるプロダクトを開発しました。今回は「飲む粘膜ケア美容ゼリー」と「粘膜ケアウォッシュ」の2アイテムを同時に発売します。

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年齢やストレス、ホルモンバランスの変化によって、粘膜の潤いは静かに失われていきます。私自身も「違和感」を抱えながら“年齢のせいかな”と片付けてしまっていた時期がありました。でも実は、多くの女性が同じ悩みを抱えているのです。だからこそ、口に出せなかった声に寄り添えるケアを届けたいと思ったんです。

粘膜は“内と外”の両方から整えることが大切。ゼリーとウォッシュ、両方を合わせて初めて完成するのが、ANZBEAUTEが提案する「フェムケア2.0」です。毎日の中で習慣化することで、美しさの循環が生まれる──それを多くの女性に体感していただきたいと思っています。

──パートナーも仕事復帰され、専業主婦に戻ることもできる中、それでもプロデュース業を続けられる理由は?

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自分の感性を発揮してアイデアを形にして、たくさんの方に商品やサービスを喜んでいただけるのが、何よりうれしいですし、自分の存在意義につながっています。

結婚前のタレント時代は、所属事務所の方針などもあり、ファッションやヘアスタイルを自分で決められないところに息苦しさを感じていました。駆け出し時代は仕事も選べないので、受け身でオファーを待っている状況にもモヤモヤしていたんです。

でも今は、自分でなんでも決められるし、心から自信を持てる商品に全力を注げる。なんの肩書きもない、専業主婦からのスタートだからこそ、将来どうなりたいのか自分で理想を思い描いて、実績をつくってこられたんです。自分で積み上げたものがあれば、その先どんな場所に出たとしても、なりたい自分の姿でいられる。そんな今のはたらき方が、すごく居心地良く感じています。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」モヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするために、何かアドバイスをいただけますか?

モヤモヤしているときって、「このままじゃいけない気がする」という焦りを抱えているんだと思います。すぐに一歩踏み出して現状を変えられたらそれで良いけれど、焦る理由も分からないのに心がソワソワしてしまうこともありますよね。

今のままでは納得できないけれど、現状を変えるために、何から始めたらいいのかすらわからない……。そうした状態のときは、視野が狭くなって考えが凝り固まってしまっているんだと思うんです。だから、何が正解か不正解かに固執せず、どんな自分になりたいのかをまずは考えてほしいです。

お金持ちになりたいと思うのであれば、自分にできることの中でプロセスを組み立ていく。ただタワーマンションに住みたい!高級外車に乗りたい!という願望だけでは、確固たる地位は築けずに成功もできないように。

一見、遠回りだと思えることが実は近道だったり、不必要に思えることが糸口になったりと、思考を柔軟にするとさまざまな可能性が見えてくるものです。そうして少しずつ行動につなげていけば、自ずと経験と実績はついてきます。人脈より、自ら積み上げた実績のほうが確かな将来の自分の味方になってくれる。凝り固まった考え方を一度手放して、軽やかに行動できたら、毎日がどんどん楽しくなっていくのではないでしょうか。

“もったいない”という気持ちを捨てて、いつでも人生はリセットできると信じて、踏み出してみてほしいです。

専業主婦が“石鹸”を皮切りに総売上500億円へ。夫レイザーラモンHGが月収7,000円から妻・住谷杏奈が大黒柱に。

(「スタジオパーソル」編集部/文・写真:神田佳恵 編集:いしかわゆき、おのまり 写真提供:住谷杏奈)

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