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ランド・ノリス、サンパウロGPを完全制圧もまだまだ慢心なし「まだ先は長い。マックスより速くなかった理由を考えなきゃいけない」

ランド・ノリス、サンパウロGPを完全制圧もまだまだ慢心なし「まだ先は長い。マックスより速くなかった理由を考えなきゃいけない」

F1サンパウロGPで、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。前日のF1スプリントに続く勝利となり、この週末だけで33ポイントを獲得した。ノリス曰く、集中力を立て直したことが、最近の強さに繋がっているという。

 前戦メキシコシティGPで勝利し、ついにランキング首位に立ったノリス。サンパウロGPでF1スプリント、決勝と勝ったことで、ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリに対して24ポイント差となった。また、猛烈に追い上げてきていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンとの差を改めて拡大し、49ポイントとした。

 一時は劣勢に立たされているように見えたノリス。しかし状況を好転させた経緯を語った。

「クレイジーなレースだった。ブラジルでも勝てて嬉しい。素晴らしいコースだし、ファンも素晴らしい」

 そうノリスは語った。なおブラジルは、かつてマクラーレンのコンサルタントとして働いた元レーシングドライバー、故ジル・ド・フェランの母国であり、ノリスは今回の勝利は「ジルに捧げる」と語った。

「僕の師とも言える、ジルのために勝ったんだ。完璧な週末だった」

 今のような強さをどう取り戻したのか? そう尋ねられたノリスが説明する。

「悪口を言う人のことは、みんな無視すれば良いんだ。そして自分に集中すればいい。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、素晴らしいマシンを提供してくれている」

「僕らは毎週末、全力でプッシュしている。僕はコースを離れても、全力でプッシュしている」

「やりがいはあるよ。簡単にできることだとは思わない。正直に言って、今日は僕らが最速だったわけじゃないと思う。でも、勝利を掴むことができて嬉しい」

 今季残りは3戦。自身初のタイトル獲得が目前に迫ってきている。しかしノリスは、まだタイトルについては考えていないと主張する。

「素晴らしい勝利だった。でも、今日マックスがどれだけ速かったのかということを考えると、僕らがそんなに速くなかったのはちょっと残念だったね」

「今はまさに、そういうことを考えている。チームと今回の勝利を祝うけど、その後でなぜ速さが足りなかったのかということを見つめ直すつもりだ」

「まだ先は長い。状況はあっという間に変わってしまうものだ。自分自身のことに集中し、周りのことは気にせず、ただプッシュし続けるつもりだ」

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