9月21日、東京世界陸上は最終日を迎えた。女子4×100メートルリレー決勝が行なわれ、アメリカが41秒75で金メダルを獲得した。
レース直前に豪雨が降る悪コンディションのなか号砲が鳴った。1走目はドイツが先頭に立つも、今大会100・200メートルを制した新女王メリッサ・ジェファーソン(アメリカ)があっという間に差を詰め、2走目のトワイシャ・テリー(アメリカ)が早くも逆転する。3走目はケイラ・ホワイト(アメリカ)、ティナ・クレイトン(ジャマイカ)が先頭を競い、やはり2強に金メダル争いが絞られる。
だがやはり、短距離のスペシャリストを揃えたアメリカがリードを最後まで守り切り、最後はアンカーを務めたシャカリ・リチャードソンがトップでゴールを駆け抜け、東京大会の女王に輝いた。
雨中の激闘後、この試合が引退レースとなる“世界最速のママ”シェリーアン・フレイザープライスの名前がコールされると、満員の国立競技場から大きな拍手と歓声が起きた。オリンピック、世界陸上で計13個の金メダルを獲得したレジェンドは感極まったような表情を浮かべ、多くの選手と労いの抱擁をかわしてスタンドを後にした。
▼女子4×100mリレー決勝
金メダル アメリカ 41.75
銀メダル ジャマイカ 41.79
銅メダル ドイツ 41.87
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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