マルコ・ベッツェッキは、今季から加入したアプリリアのことを、常に信じてきたと語る。
11月9日に行なわれたMotoGP第21戦ポルトガルGPの決勝では、ポールポジションスタートのベッツェッキが、スタートから一度も先頭を譲らずに逃げ切って勝利。アプリリアファクトリーチームが今季2勝目を、ついに文句なく実力と言える形で勝ち取った。
アプリリアは今年、ベッツェッキがイギリスGPで既に勝利しているが、この時はトップを独走していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のトラブルによる”棚ぼた”という側面があった。またオーストラリアGPでも見事に勝利したが、これはサテライトチームのラウル・フェルナンデス(トラックハウス)によるものだった。
ポール・トゥ・ウィンを収めたベッツェッキは、アプリリアのことを常に信じてきたと話し、その仕事ぶりは素晴らしいと称賛した。
「日ごとに進歩することができた」と、ベッツェッキは言う。
「当然だけど、僕はこのプロジェクトを常に信じてきたし、バイクにも自信を感じていた。エンジニアも、イタリアのファクトリーのみんなも、常に最高の仕事をしてくれた。序盤は少し苦戦していたのは確かだけど、そこから改善することができたんだ」
「ここまでは長い道のりだった。冬季テストではペースではるかに劣っているところから始まっていたからね。でもそこから日ごとに、刻一刻とバイクの改善をスタートさせたんだ。特にファクトリーのスタッフは本当に良い仕事をしてくれた。昼夜を問わず研究と分析に取り組んでくれていたよ」
「サーキットで一緒に仕事をしているエンジニアのみんなもね。ファビアーノ(ステルラッキーニ/テクニカルディレクター)や、サヴァ(ロレンソ・サヴァドーリ/テストライダー)も、バイクを改善していく大きな助けになってくれた」
「そしてライディングを重ねていく度に、このバイクのことをよく理解できるようになった。一歩ずつ、より良くしてきたんだ」
「もちろん、まだ足りていない部分もある。いくつかのコースで僕らが苦戦している姿を見てきただろう。それに金曜日はいつも少し苦しんでいる。週末はいつもゼロからのスタートになっていたけど、今は上手く行きつつあるし、この調子が続くことを期待している」
なおベッツェッキはポルトガルGPの結果、現在4番手のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に35ポイント差をつけてランキング3位をほぼ確定させた。
バニャイヤがこの差を逆転するには、最終戦でベッツェッキが週末全体をほぼノーポイントで過ごしつつ、さらにバニャイヤがフルポイントをマークするというかなり厳しい条件が立ちふさがっている。

