チョッパーにはさまざまなシフト方式があるけれど……


チョッパーといえばスーサイドクラッチにジョッキーシフトと考えがちだが、実はシフト方式にはいくつかのバリエーションがある。上にあるのが、まさにその典型でコレはリッチモンドスタイルのヒールシフト。ラチェットトップに直接取り付けたステーをカカトで操作するのだが、生まれた理由はパーツがなかった、というだけ。現実は単純である。
COSMIC|1981 Shovel Rigid

パウコ製リジッドフレームにH-D純正のΦ39ナローフォーク、F19にR16のキャストホイールなど、日本のフリスコ(何か変な言い方かもしれませんが)定番のセットアップとなったこの一台は、この手のチョッパービルドの第一人者といっても過言でない宮城県の「コズミック」の手によるもの。
ハイマウントされた2.5ガロンスポーツスタータンクやガソリンキャップとコックのリロケート、そしてフラットフェンダーにシートなどこの手のマシンはシンプルな分、実は完成したスタイルが作り手のセンスによって大きく異なる性質をもっている。無論、左のコズミックのマシンは教科書どおりといえるほど完璧だ。http://www.choppercity.jp