９月21日、東京世界陸上の最終日・午後セッション終了後、TBS系の生中継に男子110mハードルで日本人最高位となる５位入賞を果たした村竹ラシッドが出演した。そこに、村竹の“推し”として知られる日本競馬界のレジェンド・武豊がサプライズ登場し、その健闘を称えた。
村竹は、昨年引退した名馬ドウデュースのファンであることを公言している。そのドウデュースの多くのレースで手綱を取った武が生放送のスタジオに姿を見せると、「５位入賞おめでとうございます」と言葉を添えて花束を手渡した。村竹は目を見開いて驚いた様子を見せ、「ありがとうございます」と感謝を述べながら花束を受け取った。
この日、阪神競馬場で行なわれた菊花賞トライアル・神戸新聞杯（G2・芝2400m、６着＝アルマデオロ騎乗）を終えて駆け付けたという武は、日本人最高位の快挙を成し遂げながら悔しさを見せた村竹について、「世界５位であれだけ悔しがれるのは本当にすごい」と語り、さらに「友達になってください」とまさかの“告白”をした。
憧れの存在との対面に村竹も質問。「いろんなレベルの馬に何度も騎乗しているなかで、大レースで実力を出すために心がけていることはありますか？」と尋ねると、武豊さんは「いやいや、僕よりも大舞台に…」と謙遜しつつ、「僕は（村竹の）走りを一度乗って感触を確かめたい。ラシッド選手に乗ってみたいですね」と語った。これに対し、まんざらでもない様子の村竹は食い気味に「ぜひムチを叩いてください！」と返し、スタジオを笑いに包んだ。
スタジオの織田裕二さんも村竹と武豊さんに「連絡先を交換して」と伝えていた。最後は拍手とハグを交わした。スタジオを盛り上げた２人のやりとりに視聴者も反応し、ネット上には「壊れる村竹ラシッド（笑）」「阪神から駆けつけたんか」「若い選手からこんなにリスペクトされてるのも凄い」「めっちゃ嬉しそう」などと、さまざまなコメントが寄せられた。
構成●THE DIGEST編集部
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