アルピーヌのフランコ・コラピントは、アストンマーティンのランス・ストロールについて「彼はいつもミラーを見ない」と猛烈に批判した。
F1サンパウロGPの決勝レースは、スタート直後の1周目に複数箇所でクラッシュが起き、セーフティカー出動となった。その中でも最も大きな事故と言えたのが、ザウバーのガブリエル・ボルトレトのクラッシュであった。
母国での初めてのF1レースとなるボルトレトは、18番グリッドから決勝レースをスタート。そしてターン10では、ストロールにプレッシャーをかけようと、アウト側に進路を取った。
ストロールはこれに対して、マシンをアウト側に寄せてブロック。結局ボルトレトのマシンと接触することとなり、ボルトレトはウォールの餌食に……彼の母国初グランプリは、あっけなく終わってしまった。
このクラッシュを真後ろで目撃していたのがコラピントだった。コラピントはこの事故について、ストロールを猛批判。「彼はいつもミラーを見ない」と語った。
「彼はいつも他のマシンを抜いていくんだ。ミラーも見ずにね。しかも、スペースも残してくれない」
コラピントはそうレース後に語った。
「その結果、ガビ(ボルトレト)をウォールに押し込んでしまうことになった。彼はいつもそうだよ……」
一方で”被害者”となったボルトレトは、こう語っている。
「彼のせいじゃない。1周目にはよくあることだと思うよ」
セーフティカーが解除された後、コラピントは引き続きストロールの後ろを走っていた。そして後方からは、ミディアムタイヤに履き替え、圧倒的なペースを発揮した角田裕毅(レッドブル)が迫ってきた。そしてターン8でコラピントのインに角田が飛び込んできた。これでオーバーテイクが完了したかと思いきや、その前でインに切り込んでいたストロールと、角田のノーズ先端が接触……ストロールはスピンしてしまうことになった。
これは角田に非があるとして、10秒のタイム加算ペナルティと、ペナルティポイント2が科された。
この接触について角田は、「接触したとは分からなかった」とレース後に語っていた。一方でストロールは、次のように語った。
「ユウキとのアクシデントで、僕のレースは終わってしまった。巻き返しを図ったけど、あまりにも大きくタイムを失ってしまったんだ」
「ハードタイヤもうまく機能しなかったし、最終的にはマシンのペースが不足していたよ」

