世界陸上男子4×100メートル決勝が9月21日に国立競技場で行なわれ、日本代表(1走小池祐貴、2走栁田大輝、3走桐生祥秀、アンカー鵜澤飛羽)は38秒36で6位。3大会ぶりのメダル獲得とはならなかった。
日本は前日の予選で、強豪イギリスと南アフリカが途中棄権で予選落ちするハプニングにも助けられる形で突破を決めた。決勝に同じメンバーで挑み、攻めのバトンでメダルを狙ったが、上位勢相手に劣勢の展開が続き、最終的に3位オランダからコンマ5秒ほど離されてしまった。
4人は以下のようにレースを振り返り、各々の率直な思いを語った。
1走 小池祐貴
「トップスピードがしっかり出せなかった。なんとかバトンの区間までにスピードを上げて、練習通りぐらいのとこで渡せはしたけど、『もっと前で渡せたよな』っていうのが率直な感想。『代表入ればメダル取れるかもしれん』っていう憧れ、希望みたいなものをもっと若い子たちに見せたかった」
2走 栁田大輝
「率直に悔しいっていうのが一番大きい。シンプルに自分の走力が足りなくて、今回の結果っていう風に受け止めている。もっと先頭に食らいつけたかなと思うのでそこは心残り。次に向けての伸びしろって言ったら綺麗ごとになっちゃうけど、次はしっかり先頭でバトンを渡せるようにしていきたい」
3走 桐生祥秀
「走り出した瞬間にふくらはぎがつってしまって。タイムも一番遅かったし、僕がちゃんと走っていればメダルいけたと思うので、今回は本当に僕の責任。何でここでやってしまったのか(という気持ち)。たくさんのメンバーに来てもらっているなかで『決勝は桐生でいく』ってスタッフだったり、みんなに言ってもらえたなかで、その期待に応えられなかった」
アンカー 鵜澤飛羽
「みんなと同じく悔しい。予選よりも全然トップスピードには乗れてたし、タイムも上がっているかなとは思うけど、自力の差というか、やっぱりシンプルな足の速さは必要。緊張よりもワクワクとか楽しい方が大きかった。歓声もすごかったし、きっとこういう国際大会が日本で行なわれない限り、感じられない最高の雰囲気だったかな」
金メダル獲得は、200メートル覇者のノア・ライルズ擁するアメリカ。銀メダルはカナダ、銅メダルはオランダだった。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】東京世界陸上に降臨した話題の“可愛すぎる女神”今田美桜の喜怒哀楽、厳選ショットを一挙公開!
【画像】超人デュプランティスの”美しすぎる婚約者”、デジレ・イングランデルの厳選ショットを一挙公開!
【画像】34年ぶり東京世界陸上が開幕! 北口榛花ら、絶対に見逃せない超人BIG7を紹介!

