
森崎ウィン、向井康二(Snow Man)が、11月11日に都内で開催されたW主演映画「(LOVE SONG)」大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。公開後の周囲の反響や、互いの敬意を伝え合った。
■日本×タイ共同制作のピュアラブストーリー
本作は、ミャンマー出身の森崎と日本とタイのハーフである向井がW主演を務め、世界的な大ヒットBLドラマ「2gether」を手掛けたタイのチャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督がメガホンをとった、両国のキャストとスタッフが集結した日タイ共同制作作品。
東京とタイ・バンコクを舞台にした“両片思い”の恋を描くピュアラブストーリーで、バンコクへの勤務を命じられた真面目過ぎる研究員・ソウタを森崎、ソウタの初恋の相手で現在はバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けているカイを向井が演じる。
10月31日の劇場公開から10日ほどたったが、周囲の反響を聞かれた森崎は「本当にたくさん反響を頂いておりまして。一つだけ気になったコメントが、ソウタって生真面目ですごく繊細。しっかりしているので、『歯磨きの仕方がちょっと違うんじゃない?』って。『あんなに繊細でしっかりしている人があんな磨き方するのか?』って…」と苦笑い。
一方、向井は「『フェイクマミー』(TBS系)の撮影現場でも見てくれているスタッフさんがいて。『めっちゃいい。キュンキュンする』って。そういう感想も多いし、ネットでも『何回も見に行った』とか『見れば見るほどいい』と聞きますね」と明かした。
■向井“コーニャ”、森崎“ロイド”に「ちち、かっこいい!」
また、事前にSNSで募集したファンからの質問に答える場面も。「家族や友人からの感想で印象に残っていることは?」という質問に、森崎は「家族は、ほぼミャンマーにいるから…。予告編とかは見ているのかな。配信などで届けたいなとは思うんですけど」とした上で、「今ちょうどミュージカル『SPY×FAMILY』(ロイド・フォージャー役)をやっていまして…」と話すと、すかさず向井は「見に行きましたよ!コーニャは見に行きました。ちち、かっこいい!ちち、スパイ!」と、アーニャになりきった“コーニャ”として絶賛。
すると、森崎から「(アーニャ役の)オーディションを受けようとしたらしいですよ」と暴露が飛び出し、向井は「なんかね、書類(審査)で落とされて。おかしいね。『身長が…』って」と、恐らくそれだけではない理由で落とされたにもかかわらず、なぜかちょっぴり不服そう。森崎は冷静に「これでアーニャってこられても困りますけどね。全然抱っこできない」と返し、「その現場のスタッフさんは見に行ってくれて、スパイとのギャップが激しいから、若干引かれています(笑)」と振り返った。
そして、向井は「うちのオカンからは、毎日写真が送られてきます。友達とかと行ったり、オトンとも行ってくれました。オトンも泣いてくれたらしくて。お兄も行ってくれて。いろんな家族が行ってくれました」と、“MUKAI×FAMILY”がこぞって見に行ってくれたことを伝えた。
さらに、「お互いにほれそうになった瞬間はありましたか?」という質問に、向井は「真面目な話、芝居に対しての熱量、他の作品での話も聞くと、芝居への愛は見ていてプロだなと思います。お芝居を愛している、仕事を愛しているのよ。その辺は僕も共演して価値観が変わりました」と、森崎へのリスペクトを明かす。
それを受けて、森崎は「撮影が急きょいろいろ変わったりするシーンもあるんですけど、そのときに先頭に立って『言いに行こうよ』っていう男らしさを感じたとき。康ちゃんがそれを言ってくれたから、監督とか、プロデューサーとか、全員どこかで妥協というか、これでもやれなくはないから時間との勝負でやっちゃおうとしていたことを、『やっぱ駄目だよね』ってみんなが思いとどまれた。その男らしさはほれました」と、“座長”の一人として頼もしいところを見せてくれた向井を称賛した。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

