マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1サンパウロGPでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に衝突したことで10秒のペナルティを受けたが、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、衝突を避けるためにアントネッリはもっと努力できたはずだと考えている。
ステラ代表は6周目ターン1でのインシデントについて、ピアストリが厳しいペナルティを受けたと評価しており、アントネッリにも同等の責任があると主張しているのだ。
セーフティカー解除後のリスタートで3台横並びとなった際、最内にいたピアストリはアントネッリと接触。その余波で大外にいたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が足回りにダメージを負ってリタイアとなった。
スチュワードは、ピアストリがアントネッリと完全に並走していなかったこと、さらにその過程でロックアップを起こした点を指摘し、ピアストリが「衝突の全責任を負う」と判断した。
しかしピアストリはこの決定に異議を唱えており、ルクレールも「オスカーがそこにいないかのようにコーナーを攻めた」とアントネッリを批判。ステラ代表も同様の見解を示している。
「ペナルティに関しては、確かに厳しすぎる面があったと言えるだろう」と彼は語った。
「オスカーのロックアップは確かに確認できるが、同時に彼はラインを維持できており、結局それが最も重要な点だ」
「責任はキミとも共有されるべきだと思う。キミはオスカーがイン側にいることを認識していたし、衝突はおそらく回避できたはずだ。おそらくキミはアウト側にルクレールがいることも懸念していたのだろう。明らかに難しい状況だった」
「しかし全体として、このインシデントの全責任をオスカーに負わせるペナルティは厳しすぎる。とはいえ結果は出た。我々はスチュワードへの敬意を改めて表明し、これを受け入れ、前へ進む」
ピアストリは結果的に5位でフィニッシュ。一方、チームメイトでタイトル争いのライバルであるランド・ノリスはポールポジションから優勝し、残り3戦で24ポイントのチャンピオンシップリードを築いた。
オランダGP後の時点で逆に34ポイントのビハインドだったノリスにとって、これは驚異的な巻き返しだ。ノリスがその後の6戦において2勝と3度の表彰台を獲得したのに対し、ピアストリは勝利ゼロ、表彰台もわずか1度にとどまっている。
徐々にタイトル争いの状況も変わってきつつあるが、ステラ代表は次のように語った。
「私にとってランキングの唯一の見方は、1戦ずつ確実に戦い、獲得できるポイントを最大限にすることだ」
「F1について議論する良い練習になるかもしれないが、公平に言えば、『今はランドの選手権だ、彼のではない』という組み合わせを考察するのは……あまりにもアカデミックだ」
「ドライバーの視点、チームの視点から言えば、我々はただ自分たちに集中し、ランドがブラジルやメキシコで実行したように週末のオペレーションに集中し続ける必要がある」
「例えばオスカーに関しては、チャンスを確実に生かすようにしたい。正直なところポイントに関しては、ラスベガス終了後に状況を確認し、現状を把握するつもりだ。カタールとアブダビの後も同様だ」

