
2026年度をもって卒業することが決定したSuicaのペンギン。
【画像】え、「でっか」「ぎゅってしたい」 巨大なSuicaのペンギンを見る(3枚)
誰もが知るペンギンの意外と知らない事実
本日2025年11月11日に、2026年度をもってSuicaのペンギンが卒業することが発表され、SNS上が騒然としています。Suicaのペンギンのグッズが販売されている、「JRE MALL」では待ち時間が発生する混雑が発生し、「えーやめて! 変更しないで」「卒業なのか……」「いなくならないで(泣)」とSNS上でも悲しみの声があがっています。
Suicaのペンギンは2001年度のSuica誕生時からイメージキャラクターとして活躍し、愛くるしい見た目から多くの人に親しまれてきました。20年以上も身近にいたSuicaのペンギンについて、あなたはどれほど知っていますか?
Suicaのペンギンの名前がないことを不思議に感じたことはありませんか?
実はSuicaのペンギンにわざと名前が付けられていません。Suicaのペンギンは人びとがそれぞれ持っている「ICカードの分身」的な存在のため、特定の名前が付けられていない、と公式が説明しています。
ちなみに、坂崎さんの出版している絵本『ペンギンのおかいもの』では、Suicaのペンギンに名前がありました。この絵本では「スイッピ」として登場し、スイッピが5兄弟であることも判明します。
また、実はこのSuicaのペンギンの生みの親である坂崎千春さんは、ほかにも有名なキャラクターを世に生み出した人物です。
イラストレーターや絵本作家として活動する坂崎さんは、Suicaのペンギン以外にも、ゴジラ生誕65周年にあたる2019年にむけて誕生した子供向けキャラクター「ちびゴジラ」や、2019年11月から使用されているヤマトグループ「クロネコ・シロネコ」キャラクター、ダイハツ「ムーヴコンテ」のキャラクターである「カクカク・シカジカ」、千葉県のご当地キャラクターである「チーバくん」なども手掛けています。
名前のない「ICカードの分身」として、私たちの日常に寄り添ってくれたペンギンに感謝と惜別の念が尽きません。卒業まで、引き続きその愛らしい姿に注目が集まります。
※Chiharu Sakazaki/JR東日本/DENTSU SuicaはJR東日本の登録商標です。
※記事の一部を修正しました(2025年11月12日11時21分)
