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坂井市で進む“未来のまちの足”づくり 自動運転「イータクプラス」社会実証がスタート

安心を支える技術と人の連携

イータクプラスの車体をよく見ると、上部や前後、両側面などに小さなカメラがいくつも設置されています。
その数は全部で18台。360度の視野で周囲の歩行者や車、自転車の動きをとらえ、安全な走行をサポートしています。

今回の自動運転は、完全無人ではなく「レベル2」と呼ばれる“部分的な自動運転”にあたります。
ハンドルを握るのは地元・ケイカン交通の運転手。基本的な走行は自動で行われますが、交通状況や急な動きがあるときには、すぐに手動に切り替えられる仕組みです。

こうした「技術」と「人」の協力によって、安心して乗れる運行が実現しています。
乗客にとっては「機械に任せすぎない安心感」ない安心感”があり、初めて体験する人でも自然に受け入れられるよう配慮されています。

市民が感じた“未来の足”への期待

試乗を終えた人たちからは、「思っていたよりずっとスムーズ」「人が運転しているみたい」「怖くなかった」といった声が多く聞かれています。
最初は不安を感じていた人も、実際に乗ってみると安心感が強く、「次は完全自動の走行も体験してみたい」という前向きな意見も寄せられています。

坂井市では、こうした市民の声をもとに、今後の運行データやコスト、安全面などを検証していく予定です。
人手不足が課題となる地域の交通をどう守り、持続的に維持していくか――。
今回の「イータクプラス」の社会実証は、その解決策の一歩として注目されています。

未来の交通は、いつの間にか私たちの暮らしのすぐそばまで来ています。
ハンドルを握らずに進む車が、地域のまちを静かに走る――。
それは、坂井市が描く“人と技術がともに進むまちづくり”の確かな一歩です。

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