壁は大舞台の“緊張”
パラ卓球は、東京大会後の2022年以降、オリパラ一体を推し進める中で、健常の元日本代表選手がコーチに就任。2025年4月からは、世界卓球ベスト8の実績がある加藤美優さんがコーチに加わった。
加藤美優コーチ(左)と岩渕幸洋オリ(健常)に関わるスタッフが多い中、リオ2016パラリンピック日本代表の吉田信一が臨時コーチを務めるなど、パラの元代表選手も強化に携わる。
羽生綾子総監督は、「パリで日本はクラス11でメダルを獲得したが、クラス1~10(肢体不自由)は、メダルのチャンスをものにできなかった。選手たちの実力はあるが、壁になるのは緊張。メンタルトレーニングも取り入れているが、プレッシャーの中でいかに平常心を保てるか。それが、ロサンゼルスへの課題です」
世界ランキング2位の八木克勝現在も、七野(世界ランキング1位)、友野(同2位)、八木(同2位)、舟山真弘(クラス10/同2位)、岩渕幸洋(クラス9/同4位)が世界の上位でプレーする。
2026年には世界選手権やアジアパラ競技大会が開催される。2028年にロサンゼルスで開催されるパラリンピックにつながる世界選手権で日本代表が目指すのは、複数メダル獲得だ。元代表選手たちの力も借りて、パラ卓球の選手たちは一段一段、表彰台への階段を上っていく。
藏下朝子(写真)、小澤珠花(以上クラス8)ら次世代育成の高校生も躍動したtext by Asuka Senaga
photo by X-1
