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【医師解説】夜ふくらはぎがつるのは危険信号! 放置すると揺らぐ、脚の美と健康

【医師解説】夜ふくらはぎがつるのは危険信号! 放置すると揺らぐ、脚の美と健康

「Dr.Aboが教える!“死ぬまで元気で美しく”を叶えるコラム」

本連載では、北青山D.CLINIC院長の阿保義久先生が、忙しい現代女性の健康と美を守るヒントをお届けします。

vol.8のテーマは、季節の変わり目にも多い「こむら返り」。

夜中にふくらはぎが突然つって目が覚める…そんな経験をした方も少なくないでしょう。

背景には血流の滞りや冷え、そして体内のミネラルバランスの乱れといった要因が隠れています。

今回はその仕組みと、予防につながるセルフケアを医師の視点で解説します。

あなたの美しい脚を守るために…こむら返りの基本知識

ふくらはぎ
出典:Cinderella Fit

「夜中にふくらはぎが突然つって、激しい痛みで目が覚める…。」そんな経験をしたことはありませんか?

これがいわゆる「こむら返り」です。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が突然強い収縮を起こし、激しい痛みを伴う痙攣現象。

医学的には「有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん)」と呼ばれ、夜間や就寝中に起こりやすいのが特徴です。

筋肉の動きには「収縮(しゅうしゅく)=縮む」と「弛緩(しかん)=緩む」の二つの仕組みがあります。

●カルシウム:筋肉を縮めるアクセル役

●マグネシウム:縮んだ筋肉をゆるめるブレーキ役

このバランスが取れてこそ、筋肉はスムーズに働きますが、マグネシウムが不足するとブレーキが効かず、筋肉が硬直したまま痙攣=こむら返りを起こすのです。

さらに、筋肉を動かす神経の信号も関係します。

ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムといった「電解質」の働きが乱れると、信号伝達にエラーが生じ、必要以上の収縮を招きやすくなります。

加えて秋は、朝晩の冷え込みで血流が悪化しやすく、さらに、夏からミネラル不足が続いていたり、水分摂取量も減ってしまうため、こむら返りが起こりやすい季節といえます。

あなたも要注意?セルフチェック!

次のような症状や生活習慣に当てはまる方は、こむら返りが起こりやすい状態かもしれません。

□夜、ふくらはぎがよくつる

□夕方になると脚がむくんでだるい

□足先の冷えやしびれを感じる

□野菜・海藻・ナッツなどをあまり食べていない

□便秘や不規則な生活が続いている

2つ以上当てはまる方は、血流トラブルやミネラル不足のサインの可能性があります。

小さな違和感のうちに、早めに生活習慣を見直してみましょう。
配信元: beautyまとめ

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