2025年のF1サンパウロGPでフェラーリは、2台揃ってリタイアという最悪の結果となった。しかしフレデリック・バスール代表は、ポジティブな面を導き出したいと語る。
今季コンストラクターズランキング2位争いを繰り広げているフェラーリ。サンパウロGPのF1スプリントでは、シャルル・ルクレールが5位、ルイス・ハミルトンが7位に入り、6ポイントを獲得した。しかし最大のライバルであるメルセデス勢は2位と3位でフィニッシュし、大量13ポイントを手にし、差を広げられることになった。
決勝では、1周目にハミルトンがカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)とフランコ・コラピント(アルピーヌ)と接触してダメージを負い、後にリタイア。ルクレールも3ワイドのバトルで弾き飛ばされる格好となり、マシンにダメージを負ってリタイアしてしまう。つまり、無得点でレースを終えることになったわけだ。
メルセデスはアンドレア・キミ・アントネッリが2位、ジョージ・ラッセルが4位に入ってまたも大量得点を獲得。さらにレッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位に入ったことで、フェラーリはランキング4番手に後退してしまった。
「こんな午後の後では、週末のポジティブな部分が何だったのかを振り返る必要がある」
そうバスール代表は語った。
「シーズン終盤にもかかわらず、2台揃ってリタイアとなった今、ポジティブな部分を見つけるのは難しいかもしれない。しかし、スプリント予選ではまずまずの結果が出た。スプリントレースではペースも良く、シャルルの予選も順調だった」
「とても厳しい日曜日だった。少なくともシャルルに関しては、良い状態だと感じていた。しかし、アントネッリとピアストリ(オスカー・ピアストリ/マクラーレン)の接触で代償を払うことになってしまった。彼にとってもチームにとっても、非常に厳しい結果だ。彼は正しい位置にいて、2番手を争っていたのに、リタイアを強いられることになってしまった」
「彼は優勝だって……少なくとも表彰台を争える位置にいただけに、残念だ。こういう状況では、ポイントを失うだけでなく、他のドライバーにもポイントを与えてしまう」
「ルイスに関しては、サインツJr.とのクラッシュ、あるいはフロントウイングが床下に引っかかってしまったこと、もしくはその両方によって、大きくダウンフォースを失った。ルイスのペースは悪くなかったものの、2度のクラッシュを挽回することはできなかった。当時は最下位にいたし、ダウンフォースを30〜40ポイントも失っていた。彼にリタイアを命じたのは理に適った判断だった」
「そのため、ペナルティを消化してからリタイアした。この週末の終わり方を考えると、その結論を出すのは非常に難しい。金曜日の難しいスタートからうまく立ち直ったが、この結果は我々にとっても、チャンピオン争いにとっても残念だ。しかしマラネロに戻り、シーズン最後の3連戦に向けて、できる限りの準備をしていく」

