『ザ・リーヴpresents 超人・石森太二はもう一回無茶をする』新宿FACE(2025年11月12日)
○棚橋弘至vs石森太二×
棚橋が石森興行にサプライズ参戦。掟破りを連発した石森との一騎打ちに快勝し、「まさに“超人"に偽りなし」と賛辞を送った。
1・4東京ドーム大会での引退試合を控える棚橋が53日前となったこの日、石森興行に参戦。珍しい新宿FACE登場が実現し、石森との一騎打ちに臨んだ。
石森が奇襲をかけ、左の肩口から鉄柱に激突させると、腕攻めを展開。棚橋もドラゴンスクリューを連発し、テキサスクローバーホールドで捕らえる。耐えた石森はスリングブレイドを回避すると、掟破りの逆スリングブレイドで逆襲。棚橋と同じ動きでエプロンに出てトップロープに上がると、掟破りの逆ハイフライフローを放った。
棚橋は2カウントでキックアウト。ならばと石森はブラディークロスの構えに入ったが、足のダメージで持ち上げられず。棚橋がツイスト&シャウトで切り返し、スリングブレイドをさく裂。ハイフライフローを腰に投下すると、再びテキサスクローバーホールドで捕獲。石森もロープを目指したが、最後はギブアップした。
棚橋が最後となるであろう石森との一騎打ちに快勝。「闘龍門でも会ってるし、メキシコでも会ってるし。新日本に上がってもらった時ね、階級の違うタッグを組んで」と過去の接点を振り返った棚橋は「円熟味を増しつつ、でもその年齢を感じさせない肉体美、そしてこの体力。まさに“超人"に偽りなしと思います」と称賛。「会場の大小関係なく、100パーセントを見てもらうっていうのは僕も昔からずっと決めてたことだし。今日もこういう形ではあれ、石森選手とシングルできたんで。ホントに無謀な挑戦だけども、それをやろうと決心して、することにね、本当に驚きというか、魂を感じますね」と引退試合へ向けて刺激を受けた様子だった。
【試合後の棚橋】
――今日はサプライズ的な感じで、石森選手と最後のシングルでしたが。
▼棚橋「はい。できてよかったですね。闘龍門でも会ってるし、メキシコでも会ってるし。新日本に上がってもらった時ね、階級の違うタッグを組んで、その当時、僕も腹筋が割れてたから、『こんだけ腹筋割れてるタッグはいない』みたいな話をしてて。それが今は本当にジュニアで、BULLET CLUBで実力者(になっている)っていうところが、その当時は思いもよらなかったけども、いい形で歳を重ねてるなっていうのは思います。(※指を折って数えながら)円熟味を増しつつ、でもその年齢を感じさせない肉体美、そしてこの体力。まさに“超人"に偽りなしと思います、ハイ」
──新宿FACEでの試合っていつ以来ですか?
▼棚橋「でも、いつだろうなあ……『WRESTLE LAND』以来かな? それ以来……ではないと思うんだけど、何か記憶があるんで」
──こういう小さい会場でできるというのは、引退を控えて特別な……
▼棚橋「そうですね。本当に、会場の大小関係なく、100パーセントを見てもらうっていうのは、僕も昔からずっとね、決めてたことだし。今日もこういう形ではあれ、石森選手とシングルできたんで、うん。いや、ホントに無謀な挑戦だけども、それをやろうと決心して、することにね、本当に驚きというか。魂を感じますね。ありがとうございました」

