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石川祐希が途中出場7得点! 2セット連取される劣勢を跳ね返すパフォーマンスで大逆転勝利に貢献 “救世主”な働きをクラブ絶賛【セリエA】

石川祐希が途中出場7得点! 2セット連取される劣勢を跳ね返すパフォーマンスで大逆転勝利に貢献 “救世主”な働きをクラブ絶賛【セリエA】

現地11月9日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2025-26シーズン第6節が行なわれ、男子日本代表の主将・石川祐希が所属するシル スーザ スカイ・ペルージャは、ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァとアウェーで対戦。セットカウント3-2(20-25、11-25、25-21、25-21、15-8)で2セットダウンから大逆転勝利を収め、開幕からの無敗を死守した。

 ペルージャは全勝で並ぶヴェローナに勝点1差で首位を譲り、前節終了時点で2位。先発はSがイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPは元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBがアルゼンチン代表アグスティン・ロセルとイタリア代表ロベルト・ルッソ、Lに元イタリア代表マッシモ・コラチ。OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキを起用し、石川は2戦ぶりにベンチから試合開始を見守った。〈S=セッター、OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、L=リベロ〉

 6位ピアチェンツァは、チヴィタノーヴァの司令塔マッティアを息子に持つダンテ・ボニファンテ監督が新指揮官に就任。メインセッターとして4シーズン活躍したフランス代表アントワーヌ・ブリザールがSVリーグの大阪ブルテオンへ移籍した今季は、石川がミラノ2年目から3シーズンにわたりともに主力を務めたパオロ・ポッロ(イタリア)が後継を担う。

 イタリア代表の次世代OPと評され2023年U21世界選手権銀メダリストの21歳アレッサンドロ・ボヴォレンタ、威力抜群サーブと攻撃力が魅力のOHトルコ代表エフェ・ラマザン・マンディラチとキューバ代表ホセ・ミゲル・グティエレス。若手アタッカー陣を支えるベテランMBコンビのキューバ代表ロベルトランディ・シモンとイタリア代表ジャンルーカ・ガラッシ、イタリア代表Lドメニコ・パーチェで先発を組んだ。
  第1セット、ペルージャは序盤にブレーク3本を許して劣勢が続く。中盤にサーブで相手レセプションを崩したプロトニツキがダイレクトで自陣へ戻ったボールをアウトと見込むも、これがラインをかすめてイン。ビハインドが4点へと広がる。セメニウクのエースでやっと後半にこの日1本目のブレークを奪うが依然として攻撃のリズムは戻らず、13-18とされたところでセッターを交代。体調不良を押して出場したジャンネッリからトップリーグ初参戦の18歳ブライアン・アルジラゴスに替える。相手にセットポイント(17-24)を握られた後、ルッソのエースを挟みブロック2本で奮闘するが試合を先行されてしまう。

 アルジラゴスに司令塔を託して第2セットをスタート。再び序盤にビハインドを負うと、アタックでミスが出たセメニウクに替えて石川を送り込む。だが、プロトニツキと石川も誤打と被ブロックで失点。ペルージャは、らしからぬ攻撃パフォーマンスが続いて試合に入り込めない。アンジェロ・ロレンツェッティ監督は「私の中で史上最悪」とタイムアウトでこぼすほどの低調なアタックに、ベンチは選手交代で突破口を探るも状況は好転せず。ブレークは0本、チームのアタック決定率は1セット目の22%から18%へとさらに下降して窮地に追い込まれた。 落とせば敗戦が決まる第3セット、ペルージャは2セット目を無得点で終えた石川をベンチに下げてOHに先発のセメニウクとプロトニツキ、MBはルッソを元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレに替えて臨む。すると、ルッソが長期離脱した昨季後半にチームを支えたソレがすぐさまブロックを含む2得点を挙げてチームを鼓舞。リズムを取り戻し始めたペルージャはリードを5点へ広げて後半を迎える。終盤、交代を駆使して粘るピアチェンツァに2点差まで詰め寄られるがプロトニツキの2得点で追い上げを阻止。相手のMBシモンのサーブがアウトとなり1セットを奪い返した。

 逆転勝利を狙うには奪取必須の第4セットは3セット目と同じメンバーを起用。長身セッターのアルジラゴスとソレのブロックで好スタートを切る。ところが、ベンタラの誤打と被ブロックに続きプロトニツキのレフト攻撃がコートを外れて3-8の劣勢へ転ずる。そこで、プロトニツキに替わり投入された石川が攻守で巻き返しに奔走する。

 まずは、ワンハンドのスーパーレシーブと絶妙な2段トスでセメニウクの2得点へつなげ同点。さらに攻撃でも味方の好守をバックローから果敢に打ち切り、圧巻のレフト攻撃3連発で17-11へリードを一気に広げる。ペルージャはここでつかんだ流れを手放さずにフルセットへ持ち込むことに成功した。

 最終セットもチームは高めた士気をキープ。開始からコートインした石川は、レフトからのブロックアウトとクロス弾でラリーを制して序盤に奪ったリードを5点差まで広げる。コートチェンジ後には、スタンディングから相手ブロックの指先を捕らえた渾身の打球で再び得点。続くサーブでもブレーク2本を呼び込む。見事に攻撃を復調させたペルージャはそのまま試合終了まで疾走。2セットダウンを覆して開幕からの全勝を守り抜いた。
  アタックのみで7得点を挙げた石川は第4セットに攻守で反撃へのスイッチを入れ、最終セットではチームの勢いに拍車をかけるパフォーマンスで逆転勝利に大きく貢献した。ペルージャはSNS公式アカウントで、石川が次々と得点を重ねるシーンを集めた動画に“ユウキ コレクション”と名付けて投稿。迅速かつ的確なベンチワークに応えて難局を打破した背番号14を讃えている。

 今節を終えて、唯一全勝を続けるペルージャは首位を奪還。チヴィタノーヴァが1位につけていたヴェローナをストレートで退けて2位へ浮上した。

 ペルージャの次戦は、世界クラブ選手権への出場に伴い繰り上げ開催となるレギュラーシーズン前半11節(日本時間14日の午前4時30分開始予定)。昇格チームの9位、MAアクア サンベルナド・クーネオをホームに迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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