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まち全体がひとつの居場所に 佐倉で楽しむ『タマルバ~城下町HANGOUT2025~』

千葉県佐倉市で、まちの新しい風景が生まれようとしています。
11月16日(日)に開催される『タマルバ~城下町HANGOUT2025~』は、地域の人々と行政が一緒に「こんな場所があったらいいな」という思いを形にする取り組みです。会場となるのは、京成佐倉駅周辺から広がる城下町エリア。歴史ある街並みを舞台に、個性豊かな“たまり場”が一日限定で登場します。

「こどもが遊べる場所」「地元の味を楽しめる場所」「ちょっとひと息つける場所」。そんな多彩な空間が、地元の商店やNPO、クリエイターたちの手で生み出されるのがこのイベントの魅力です。市民が主役となってまちを彩り、訪れる人に新しい発見を届ける――それが『タマルバ』の目指す姿です。

日常の延長線上に、思いがけない出会いや体験が待っている。
佐倉というまちが持つ温かさと創造力を感じられる一日になりそうです。

まちの人と行政が一緒に作る「理想の日常」

佐倉市で開催される『タマルバ~城下町HANGOUT2025~』は、行政が主導するイベントではなく、地域の人々と行政が肩を並べて取り組む“協働型”のプロジェクトです。
舞台となるのは、江戸時代からの町並みを今に伝える城下町エリア。そこに暮らす人たちが「自分のまちにこんな場所があったらいいな」と思う“理想の日常”を、一日だけ形にする取り組みとして企画されました。

イベントの中心となるのは「たまり場」と呼ばれる空間です。
公共スペースや空き店舗など、普段は通り過ぎるだけの場所を活用し、地域の団体や商店、学生、アーティストなどが思い思いのテーマで場を作り出します。
まちの人の想いが点から面へと広がり、城下町全体が一つの舞台になる――そんな新しい“まちの使い方”が生まれようとしています。

この「タマルバ」という言葉には、人が“たまる”場所という意味だけでなく、「人と人、地域と地域の想いがつながる場にしたい」という願いが込められています。
それぞれのアイデアが小さな実験として生まれ、いつか本当の日常風景へと育っていく。
そんな未来を見据えたチャレンジが、このイベントの根底にあります。

個性豊かな“たまり場”がまちを彩る

『タマルバ~城下町HANGOUT2025~』の魅力は、まちのあちこちに生まれる個性豊かな“たまり場”にあります。
それぞれの会場が、地元の団体や商店、アーティストなどによって企画され、佐倉らしい多様な文化を映し出しています。

世界の文化が集う「佐倉こそだちフェス」

大手門跡広場で行われる「佐倉こそだちフェス」では、世界の食や遊びが楽しめます。
インターナショナル・デーとして、多文化にふれながら親子で楽しめる内容が盛りだくさん。
地域の子どもたちが世界の広さを感じながら成長できる、温かい交流の場となります。

妄想商店街マルシェ「HERE WE GO!」

市立美術館裏庭を会場に、“こんなお店が自分のまちにあったらいいな”という想いを形にした妄想商店街マルシェ「HERE WE GO!」が登場します。
個性あふれる店舗が並ぶほか、ガレージでは3Dアートの展示も実施。
アートと日常が溶け合う、創造的な空間が広がります。

地元の恵みを味わう「オーガニック・ビレッジ・マーケット」

裏新町倉庫エリアでは、地元の農家や生産者が集まる「オーガニック・ビレッジ・マーケット」が開催されます。
新鮮な有機野菜や手づくりの加工品が並び、地域の“食の力”を体感できるスポットです。
音楽家・寺原太郎さんによるインド音楽ライブと南インド料理の特別コラボも予定されており、佐倉ならではのゆったりとした時間が流れます。

愛犬と楽しむ「わんこフェスタin佐倉」

佐倉城址公園では、初開催となる「わんこフェスタin佐倉」を実施。
ドッグランやマルシェ、保護犬の譲渡会などが行われ、愛犬家同士の交流の場としても注目を集めそうです。
自然豊かな公園で、ペットと一緒に過ごす穏やかな時間を楽しめます。

古民家でほっと一息「Q居堂」

新町通りの空き店舗を活用した「Q居堂」では、マフィンやスパイスカレーの香りが漂うおしゃれなカフェ空間が登場。
ぬいぐるみづくりやタフティング体験などのワークショップも行われ、
古い町家の趣を残しながら、新しい文化の息吹を感じられる場所です。

こうした“たまり場”の数々がつくり出すのは、にぎわいだけではありません。
訪れる人が自分らしい時間を見つけ、地域の魅力を再発見するきっかけになる。
それこそが『タマルバ』が目指す「理想的な日常風景」なのかもしれません。

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