レーシングブルズのメンバーが、F1サンパウロGPでランド・ノリス(マクラーレン)にブーイングするよう、ファンに促していたことが分かった。チームはこの件について、内部で処分を済ませたと発表した。
SNSで拡散された動画によれば、レーシングブルズのユニフォームを着た男性が表彰台の撮影をしていたところ、一部のファンから優勝したノリスに対するブーイングが起きた。これに気づいた当該の男性はカメラを観客に向け、親指を上下させて観客を煽っているように見えた。しかしこの行為は、側にいた同僚によってすぐに止められた。
チームはこの件についての声明を発表。問題の人物はチームメンバーであり、この人物に対してチーム内で処分を行なったと明らかにした。
「週末の表彰式で撮影された動画については承知している」
そう声明では述べられている。
「これはチームの価値観や、VCARB(レーシングブルズ)の精神を反映したモノではない。そしてこの件は、既に社内で処分済みである」
「我々は素晴らしいレースを讃え、コース内外問わず、全てのドライバー、チーム、そしてファンに敬意を示すことを信条としている」
なおノリスは、メキシコシティGPの際にも同じように一部のファンからブーイングを浴びせられている。当時のノリスは、次のように語っていた。
「正直に言ってなぜなのか分からない。でも、人々はやりたいことをすればいい。ブーイングしたいのなら、その権利はある。スポーツとは、そういうモノだと僕は思う」
「もちろん、そういうことをしたくないという人もいるだろう。応援してくれた方が嬉しいしね。でもまあ……自分のやるべきことに集中するだけだ」
ノリスは、ここ数ヵ月の間に、周囲からの雑音に対処するのがうまくなったと語った。
「少し気分を落ち込ませようとする人は必ずいる。まあ、それもごく普通のことだと思うよ」
「大きな舞台に立つと、多くの人が口を揃えて、他人に影響を与えようとする。歓声もそうでない声も、聞こえてくるんだ」
「あまりいいことではないかもしれないけど、ここ数ヵ月はうまくやってきたと思う。以前は気にしすぎて、それが最善ではない形で影響していたんだと思う。そういうことにうまく対処することを学んだだけだよ」

